ウィリアムズFW43の後方を走るフェラーリSF1000、2020年F1オーストリアGPにて
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F1︰フェラーリとウィリアムズ、マクラーレンに続き新コンコルド協定締結を発表

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マクラーレンに続き、スクーデリア・フェラーリとウィリアムズは8月18日(水)、F1の商業権を持つリバティ・メディアが提示していた2021年から2025年までの5年間を対象とした新たなコンコルド協定に署名したことを明らかにした。

コンコルド協定は、選手権の運営方法や賞金・収益配分などに関する商業面などの取り決めの事で、現行の協定は今シーズン末までを対象としている。新たな協定締結の締切は今月末に設定されているが、今週までに署名したチームには金銭的なボーナスが支払われることになっている。

フェラーリは1950年から現在に至るまで、F1世界選手権に毎シーズンに渡って参戦し続けている唯一のチームだ。4億人以上のファンを持つイタリアの伝説的チームはこれまでに238勝を挙げて、ドライバーズタイトル15回とコンストラクターズタイトル16回を獲得。最も成功したチームとして知られている。

フェラーリのルイス・カミッレーリCEOは、コンコルド協定への署名は「F1の安定性と成長を確実にするための重要な一歩」であるとして、「国際自動車連盟(FIA)やリバティ・メディアとの連携により、技術の究極的挑戦の場としてのF1の地位を維持しつつ、このスポーツを更に魅力的で華やかなものにできると確信している」と語った。

また、ジャン・トッドFIA会長は「フェラーリがFIA-F1世界選手権の安定した未来を保証する3者間協定、つまり新しいコンコルド協定に加盟したことを喜ばしく思う」との談話を発表した。

マクラーレンとフェラーリに続いた3チーム目はウィリアムズだった。英国グローブのチームはマラネロの発表の1時間後に、プレスリリースを通して新たなコンコルド協定に署名したことを明らかにした。

クレア・ウィリアムズ副代表はリリースの中で「これは、F1にとってもウィリアムズにとっても大きな一歩です。スポーツ界で最も長い歴史を持つチームの1つとして、次世代に向けてF1の方向性が確認されたことを嬉しく思います」と語った。