フェルスタッペン、ミディアムのロングランで優勢「予選はさておき決勝が楽しみ!」
2020 F1第6戦スペインGP初日プラクティスを3番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ロングランのパフォーマンスの高さに手応えを得ているようで、予選でのメルセデス優位を予想しながらも「決勝は別」として、66周で争われる日曜のレースに向けて自信を示した。
1ランのラップタイムとしては、FP2で最速を刻んだルイス・ハミルトンにコンマ8秒という大差をつけられてしまったが、レースペースは期待が持てる数値を叩き出し、ソフトでのアベレージはハミルトンと遜色なく、ミディアムでは1周あたり0.2秒上回る速さを刻んだ。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
2 | ボッタス | メルセデス | 1:17.170 | +0.287 | 38 |
3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:17.704 | +0.821 | 33 |
4 | リカルド | ルノー | 1:17.868 | +0.985 | 34 |
この日のRB16のロングランパフォーマンスに感銘を受けたのはクリスチャン・ホーナー代表も同様だ。ホーナーは「ここでもメルセデスの1周ペースのアドバンテージは健在。本当に、本当に、高い競争力があるように見える」としながらも「マックスのロングランには勇気付けられた。特にミディアムは非常にコンペティティブだった。日曜日に向けて励みになる」と語った。
ミディアムのロングランに優位性
マックス・フェルスタッペンFP2: 3位, FP1: 3位
マシンのパフォーマンスがかなり良くて、全体として今日はポジティブな1日だった。1周のラップタイムがメルセデスに届いていないのは明らかだけど、ロングランでのマシンの感触は良かった。これは決勝レースを考えれば凄く重要な事だ。
今週末は先週とは異なり、最も硬いレンジのコンパウンドが供給されている。僕としては柔らかい方が嬉しいけど(笑、僕らに選択権があるわけじゃないからしょうがないね。ここは本当に暑くて大変だけど、タイヤマネジメントは問題ない。
予選ではメルセデス勢が相変わらずの速さを見せると思うけど決勝は別だ。どうなるかは誰にも分からない。今日は本当に良い手応えを得ることが出来たから、肝心の日曜日がどういうレースになるか今から楽しみだよ。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)を0.287秒差で退けた。3番手には0.821秒遅れでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。
F1スペイングランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月15日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってカタロニア・サーキットで開催される。