2014年から2018年までF1世界選手権でダブルタイトルを獲得したメルセデスAMGのパワーユニットとF1マシン
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F1パワーユニット開発、2023年より全面凍結へ…新型コロナ危機へのコスト削減策として

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F1は、2023年シーズンよりパワーユニット開発を全面的に凍結する方向で話を進めているようだ。RaceFansによると、内燃エンジンに2種類の回生システムを組み合わせた現行の1.6リッターV6ハイブリッド・ターボエンジンの開発は、段階的に制限される見通しだという。

F1では現在、ホンダ、メルセデス、フェラーリ、そしてルノーの4メーカーがパワーユニットを供給している。2021年以降は内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー、MGU-Hのアップグレードは年1回に限定され、2023年の仕様変更を最後に完全凍結されるようだ。

パワーユニットを構成する残りの3つのエレメント、すなわちMGU-K、ES、そしてCEに関しては、より厳しい開発制限が課せられる見通しで、更には、アップグレードによるシャシーへの搭載方法の変更を禁じる案が俎上に載っているとされる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は、F1チームだけでなく自動車メーカーの資本を持つパワーユニットサプライヤーにも大きな影響を及ぼしている。役員会が従来のような莫大な開発コストを容認するはずもなく、サプライヤーは誰もが参戦継続のために大幅なコスト削減を求めている。

報道によれば、各チームは現在、変更点の詳細を記した改訂版レギュレーションに目を通している最中との事で、今週中にも承認される見通しだという。