水しぶきを上げてインテルラゴス・サーキットを走るフェラーリSF90のシャルル・ルクレール
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

フェラーリ、最速刻むも「決勝はかなり厳しそう」とベッテルとルクレール / F1ブラジルGP《初日》

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スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが、11月15日(金)に行われたF1第20戦ブラジルGP初日プラクティスを振り返った。

週末に先立って新たな規約の穴が塞がれたものの、この日のSF90には速さがあり、ベッテルはトップタイム、ルクレールは1000分の21秒遅れの2番手で初日を締め括った。

初日1-2とベストなタイムシートを刻んだものの、レースペースではメルセデスに対して1周あたりコンマ3秒程度も遅れており、ベッテルとルクレールは口を揃えて「レースペースの改善が必要」と語り、決勝での苦戦を予想する。

フェラーリ:F1ブラジルGP初日

セバスチャン・ベッテルFP2: 1位, FP1: 3位

クルマの仕上がりはまずまずといったところだけど、今日は天気が不安定だったから一貫して走り込めなかったし、楽な一日とはならなかった。それでも、クルマに何が必要なのかは理解できたと思うから、明日に向けて改善出来る事を期待してる。必ずできるはずだし、そうしなきゃならない。

今日はロングランよりもシングルラップの方がペースが良かった。難しいことは分かってるけど、もっと多くのグリップが必要だ。クルマのバランスを調整することで幾らかグリップを改善させ、ロングランペースを向上させたい。 今日より更に一歩前進できると確信しているけど、過去2戦の様子を見る限り、決勝レースはかなり苦しくなるかもしれない。

明日以降のセッションでより良い結果を達成するために、今は自分たち自身の仕事に集中したい。

シャルル・ルクレールFP2: 2位, FP1: 4位

全体として、僕らにとって前向きな1日だった。予選ペースは良さそうだよね。でも、レースペースに関しては改善させなきゃならない状況だ。

今日はウエットコンディションで走れて良かった。路面が乾かない内にと思って、FP1では出来るだけ早くコースに出ようと急いだ。土曜と日曜日は気温が結構上がるみたいだから、今日のコンディションでのタイムはさほど参考にならないと思うけど、それでも自分たちに速さがある事が確認できて良かった。まだ改善できる部分があるから、今日の夜はその部分に取り組むるつもり。

グリッドペナルティが確定している中での予選になるけど、アプローチを変えることはないし、可能な限り上のグリッドを確保するために全力でプッシュするつもりだ。


初日をトップで締め括ったのはセバスチャン・ベッテル。2番手にはシャルル・ルクレールが続き、フェラーリが1-2体制を築いた。3番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンという結果となった。

2019年F1ブラジルグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間11月16日(土)24時から25時まで、公式予選は同27時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。

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