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マクラーレンが新スポンサーを獲得、ブリティッシュ・アメリカン・タバコと複数年契約を締結
F1に参戦するマクラーレン・レーシングは11日、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)との間で複数年に渡るスポンサーシップ契約を締結した事を明らかにした。BATは1990年代にティレルを買収しF1に参入。2000年からはホンダエンジンを搭載し「B.A.Rホンダ」と改称。後に買収され、ワークスホンダの母体となった。
BATがF1を撤退する直接の原因となったタバコ広告の禁止は現在も有効であるものの、フィリップ・モリスはフェラーリと契約を結び、「Mission Winnow」と銘打ったプロジェクトをプロモートする事で、間接的に同社のブランディングを行っている。
BATもこの手法を採用。「A Better Tomorrow」という名のプロジェクトを立ち上げ、これを同社とF1との間に挟み込むことで、当局からの規制を避けるようだ。また、今回の契約には同じグループ会社のマクラーレン・アプライド・テクノロジーズも関与しており、BATとの間でバッテリー技術や先端材料などの分野で技術提携とノウハウの供給が行われる。
BATは潜在的なリスクを低減した加熱式たばこ「glo™」を開発。日本では2017年10月より発売を開始した。「A Better Tomorrow」の詳細については、2月14日に行われるマクラーレンの2019年新車「MCL34」の発表会で明らかにされる予定だが、「glo™」を間接的にプロモートする役割を担うものとみられる。