グランプリ初日を迎えたソチ・オートドローム。2018年F1ロシアGP金曜2回目のフリー走行が9月28日(土)に開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが1分33秒385を記録しトップタイム。2番手には0.199秒差でチームメイトのバルテリ・ボッタスが続き、シルバーアローの2台が本領を発揮。初日をトップで締め括った。

午前のFP1ではハイパーソフトタイヤによるタイム計測を行わなかったメルセデス。桃色で縁取られた最も柔らかいコンパウンドを履くなりタイムシート最上部を占拠した。

メルセデスに続いたのはフェラーリではなくレッドブル・レーシング。マックス・フェルスタッペンが0.442秒遅れの3番手。ダニエル・リカルドはフェルスタッペンの100分の1秒遅れで4番手につけた。FP1で最速を記録したフェラーリのセバスチャン・ベッテルはコンマ5秒遅れの5番手。キミ・ライコネンは1秒遅れの6番手という結果となった。

トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが1.752秒遅れの8番手と大健闘。性能改善を果たしたスペック3最新エンジンの実力は本物か？ 一方でブレンドン・ハートレーはチームメイトから0.887秒遅れ、16番手に終わった。オンボード映像を見る限りマシンの挙動は安定しており、明日以降のセッションに期待の持てる形で初日を締め括った。

午前のFP1に引き続き、午後の現地も上空に薄暗い雲が垂れ込めパッとしない天気に。予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温21℃、路面29℃のドライコンディションでスタートした。

ガスリーに0.015秒差で競り勝ち、ミッドフィールド最速のポジションを得たのはレーシングポイント・フォースインディアのセルジオ・ペレス。FP1をニコラス・ラティフィに譲った影響など微塵も感じさせず、7番手タイムを記録した。エステバン・オコンは9番手。ピンク色のマシンがホンダのガスリーを挟み込んだ。

7番手ペレスから14番手ルノー・スポールのニコ・ヒュルケンベルグまでは0.4秒。今週末のグリッドは、トップグループと中団グループ、そして最後方グループの3つに分かれそうな様相を呈している。

グリッド後方争いはマクラーレンとウィリアムズの一騎打ち。マクラーレンのフェルナンド・アロンソが2.6秒遅れの17番手。これに僚友ストフェル・バンドーンがコンマ5秒遅れで18番手に連なった。19番手は母国レースのセルゲイ・シロトキン。ランス・ストロールを最後尾に従えた。

ロシアグランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月29日(土)18時から、公式予選は同21時からソチ・オートドロームで開催される。

2018年F1第16戦ロシアGPフリー走行2（FP2）リザルト

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