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ホンダ・レーシング、F1ロシアGPで最新版”スペック3″エンジンを投入!母国凱旋レースでのペナルティを回避
ホンダF1は9月27日(木)、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーの2台のトロロッソSTR13に、同社のF1パワーユニット「RA618H」の最新版”スペック3″を投入した事を正式発表した。
ホンダ・レーシングのスポークスマンは「我々は長期的観点でパフォーマンスの向上に取り組んでおり、ここロシアでグリッド降格ペナルティを受ける事になる」と発表。35馬力とも噂される最新鋭のエンジンの封を切った事を明らかにした。
ホンダが前回アップグレードを持ち込んだのは第7戦カナダGP。エンジン全開率が60%を超えるジル・ビルヌーブ・サーキットにおいて、ICE=内燃エンジンを中心に性能改善を図った”スペック2″を投入。大規模アップグレードは今回で3回目となる。
おそらくは、今回のアップデートもICE絡みの改良が主となるものと見られるが、現時点ではどのコンポーネントが交換されたのかは明らかにされていない。
最新仕様エンジンの投入によって、ガスリーとハートレーの二人のマシンは、レギュレーションで規定されたエンジン交換の年間上限数を超えるため、30日(日)の決勝レースでグリッド降格ペナルティが科せられる。予選の結果如何にかかわらず、グリッド最後方からのスタートとなる見通しだ。
ただし、ソチ・オートドロームでのレースで交換罰則を消化することで、トロロッソ・ホンダ勢は翌週に控える鈴鹿サーキットでのF1日本GPに万全の状態で挑むことが可能となる。