2018年のF1ピレリタイヤ
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F1ロシアGP タイヤ配分:選手権で窮地に陥ったベッテルは攻撃的、対するハミルトンは超コンサバ

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2018年第16戦F1ロシアGPのドライバー別タイヤ選択が公表された。カレンダーの中で3番目に距離を誇るソチ・オートドロームに持ち込まれるのは、前戦シンガポールと同じ桃ハイパーソフト、紫ウルトラソフト、そして一段階飛ばして黄ソフトの3種類ピレリ製タイヤP Zero。

コース全域が全て公道であるシンガポールやモナコとは異なり、ソチはレース専用コースと市街地コースが組み合わさった半公道サーキット。路面はスムーズでグリップ力も高く、タイヤのデグラデーションも少ない。

2018年F1ロシアGPドライバー別タイヤ配分表

全てのチームが最も柔らかいハイパーソフトを軸にチョイス。タイヤに厳しいルノー勢がハイパーソフトを10セット選択している点が気にはなるものの、他のチームはマシン特性やプログラムに合わせて概ね通常通りのタイヤ選択を行った。

トロロッソ・ホンダ勢はハイパーソフトを各8セットずつ確保。残りのコンパウンドについてはマシン毎に配分数を分けた。フリー走行でのロングランの際には役割分担を行い、ハートレーがソフトを、ガスリーがウルトラソフトを担当するようだ。

チャンピオンシップで窮地に陥っているフェラーリ勢は、セバスチャン・ベッテルがハイパーを9セット選択。対するメルセデスのルイス・ハミルトンは7セット。ポイントリーダーは保守的に、挑戦者は攻撃的なアロケーションとなっている。

昨年のレースでは完走16台中13台が1ストップ戦略を敢行。当時最も柔らかいコンパウンドであったウルトラソフトからスーパーソフトへと繋ぐマシンが大部分を占めた。開催時期が昨年までの4月・5月から変わった事で、タイヤにどのような影響が出るのかが注目点の一つだ。

F1ロシアGPは、日本時間9月28日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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