2位ベッテル「悔しい部分はある。でも、今週は色々あったからキミと表彰台に上がれて満足」
7月29日(日)に行われたF1第12戦ハンガリーGP決勝レースを終えて、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルがレース内容を振り返った。4番グリッドからスタートしたベッテルは、ブラックアウト直後に3番グリッドのキミ・ライコネンをオーバーテイク。レース最終盤にバルテリ・ボッタスを交わし2位表彰台に上がった。
今週亡くなったセルジオ・マルキオンネを追悼すべく黒い喪章をつけてハンガリーGPに挑んだフェラーリ。マシンの実力的には1-2フィニッシュが妥当も、豪雨の予選に翻弄された事がレースの勝敗を決した。マシンを降りたベッテルは「悔しい部分はあるけど、今週は色々あったからキミと一緒に表彰台に上がれて満足」と心の内を語った。
今週は色々あったからキミと表彰台に上がれて満足
セバスチャン・ベッテル決勝: 2位, グリッド: 4位
第1スティントは速かったけど、最終的にトラフィックで3秒か4秒ロスしてしまってちょっと悔しいよ。ピットストップも理想的とは言えず、そこでもタイムを失ったんだ。ピットを終えてからはバルテリをオーバーテイクするために接近して走ってたんだけど、あの時はすごくハードだった。僕のタイヤの方が新しかったから、最終的には僕が有利に立てるとは思ってたけどね。
やれることは全てやり切ったし、2位という結果は今日の僕らにできるベストリザルトだったと思う。上手くやれた事もそうじゃなかった事もたくさんあったけど、これがゲームってものさ。今週は色々な意味で僕らにとってすごく厳しかったから、キミと一緒に2台揃って表彰台に上がれて本当に良かったと思ってる。
マシンに速さがあるのが分かって励みになったし、これまでのところ、あらゆるコースでマシンは上手く機能している。何より大事なのはそういう事さ。僕らのマシンは大きなポテンシャルを秘めてるわけだから、リラックスして休みに入れるし、その後のレースにも前向きに挑めるよ。
F1ハンガリーグランプリ決勝レースは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし、ハンガリーGP通算6度目の優勝を飾った。2位はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。3位にはキミ・ライコネンが続く結果となった。