F1バルセロナ合同テスト《2日目》結果:ボッタス最速、ガスリー走行僅か39周…ミディアムタイヤで9番手
現地5月16日水曜、2018年インシーズン・バルセロナ合同テスト2日目のセッションが行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが午前中に記録した1分16秒904を守り切り総合トップに立った。自身のスペインGP予選タイムにはコンマ7秒届かなかったが、記録した際に履いていたのはスーパーソフトタイヤであった。
2番手はフェラーリのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィ。ハイパーソフトタイヤながらも、ボッタスに100分の7秒差に迫った。初日はザウバーC37、2日目はフェラーリSF71Hと慌ただしいスケジュールを過ごした。3番手はマクラーレンのランド・ノリス。F2選手権リーダーがソフトムタイヤで速さを示した。
水曜のカタロニア・サーキットは気温14℃、路面温度15℃のドライコンディション。晴れ渡る青空に恵まれ、残された時間を最大限に活用すべく、全13台のF1マシンが各々精力的に走り込んだ。
トロロッソ・ホンダはショーン・ゲラエルが午前のセッションを継続担当。昨日の走行不足の埋め合わせとしては申し分ない83周を走破、ソフトタイヤで12番手タイムを残した。午後はピエール・ガスリーがコースイン。セッション終了直前にミディアムタイヤで9番手タイムをマークしたものの周回数は総合ワーストの39周。チームとしては二人合わせて122周を計上した。
フォース・インディアのテスト担当としてはお馴染みのニキータ・マゼピンはハイパーソフトで5番手を記録。初のF1マシンを堪能したルノーのジャック・エイトケンは6番手。周りがハイパーソフトでタイムを出す中、ミディアムタイヤで18秒942を記録し120周を走り込んだ。
エイトケン同様、今回初めてF1を走ったレッドブルのジェイク・デニスはミディアムタイヤで11番手。普段はシミュレーター作業でチームに協力、今日は実車で貴重なデータを集めた。
注目株のザウバー、シャルル・ルクレールはハイパーソフトで7番手タイム。これに続いたのはウィリアムズのロバート・クビサ。絶不調のFW41のステアリングを握りハイパーソフトで19秒253を記録、123周を走りきった。
バルセロナテスト2日間の日程はすべて終了。チームは今回のテスト結果を踏まえ、5月24日(木)から始まる第6戦モナコGPに向けて準備を進める。
F1バルセロナ合同テスト2日目 順位結果
Pos. | Driver | Team | Time | Lap | Tyre |
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1 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分16秒904 | 139 | Super Soft |
2 | アントニオ・ジョビナッツィ | フェラーリ | 1分16秒972 | 148 | Hyper Soft |
3 | ランド・ノリス | マクラーレン | 1分18秒039 | 80 | Soft |
4 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分18秒274 | 75 | Hyper Soft |
5 | ニキータ・マゼピン | フォース・インディア | 1分18秒344 | 112 | Hyper Soft |
6 | ジャック・エイトケン | ルノー | 1分18秒942 | 120 | Medium |
7 | シャルル・ルクレール | ザウバー | 1分18秒993 | 139 | Hyper Soft |
8 | ロバート・クビサ | ウィリアムズ | 1分19秒253 | 123 | Hyper Soft |
9 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分19秒410 | 39 | Medium |
10 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | 1分19秒914 | 96 | 19年型 |
11 | ジャック・デニース | レッドブル | 1分20秒440 | 75 | Medium |
12 | ショーン・ゲラエル | トロロッソ・ホンダ | 1分20秒763 | 83 | Soft |
13 | ニコラス・ラティフィ | フォース・インディア | 1分21秒412 | 121 | 19年型 |