日産自動車、日本を代表する女性レーサーの井原慶子を社外取締役に起用
日産自動車は20日、日本の女性レーシングドライバーを代表する井原慶子(44)を社外取締役に起用する事を発表した。井原氏はレースクイーンを経て25歳でレーサーに転身、2014年のWEC世界耐久選手権で日本人女性として初めて完走、国内外のモータースポーツで活動してきた。
2013年5月には、FIA国際自動車連盟よりDrivers Commission評議会メンバーに女性代表として選出された他、2013年5月には、NISSAN GLOBAL AMBASSADOR “ZERO EMISSION MOBILITY”に就任。幅広い経験と経歴を持つ。
今回の人事では、財団法人日本エネルギー経済研究所理事長の豊田正和氏も社外取締役として選定されており、6月末に開催予定の定時株主総会の承認を経て、正式に取締役に就任する予定となっている。
現在は、FIAのアジア代表委員や慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授、ソフト99コーポレーションの社外取締役を務める傍ら、継続的にレースに参戦。昨年はアジアンルマンシリーズで総合4位入賞を果たしている。