ヨルグ・ザンダー
人物データ
名前 | ヨルグ・ザンダー / Jörg Zander |
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国籍 | ドイツ |
居住地 | スイス |
生年月日 | 1964年02月15日 / 60歳 |
ヨルグ・ザンダー(Jörg Zander)は、1964年2月15日生まれのドイツ人レーシングカーエンジニア。WRC世界ラリー選手権でモータースポーツのキャリアをスタートさせた後、トヨタと共にF1へ。2017年より、ザウバーF1チームの技術部門を率いるテクニカル・ディレクターを務めていたが、翌18年5月2日に突然の離脱が発表された。短期間の間にチームを転々とする放浪癖(?)の持ち主、数多くのチームを渡り歩いてきた。
主なキャリア
ケルン大学で機械工学を専攻し1990年の卒業と同時にトヨタ・チーム・ヨーロッパに入社。1995年までWRCのエンジニアを務めた。1996年にエンジニアとしてオペルに移籍、国際ツーリングカー選手権に参戦した。その後、トヨタのF1参戦計画に参画、1997年にケルンのToyota Motorsport GmbHのチーフエンジニアを務め、F1デビュー年の2002年まで所属した。
2003年、トランスミッション部門のチーフとしてBARホンダに移籍、チーフエンジニアとして高効率のシームレス・ギアボックスの開発に携わった。2005年9月、ギャビン・フィッシャーの後任としてウィリアムズのチーフデザイナーに就任も、翌年3月にはチームから離脱。同年4月にBMWザウバーチームのチーフデザイナーに着任した。
2007年、ザンダーは、BARを買収しワークス体制となったホンダF1へ副テクニカル・ディレクターとして移籍。2008年末を持ってホンダはF1から撤退しチームはブラウンGPと改名されたが、ザンダーは引き続き在籍。だが、シーズン途中の2009年6月19日に離脱した。2011年9月、ジェフ・ウィリスの後任としてHRTのテクニカルディレクターに就任したが、僅か1ヶ月後に退社した。
2015年、アウディのテクニカル・ディレクターに就任し「アウディ・スポーツ・テクニック」部門の責任者としてWEC世界耐久選手権へ挑んだ。だが、翌2016年をもってアウディがWECから撤退したため離脱、同年ザウバーに移籍した。