2025年レッドブル・ホンダRBPT F1チーム
チームデータ
チーム名 | レッドブル・レーシング |
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国籍 | オーストリア |
本拠地 | ミルトン・キーンズ / イギリス |
参戦初年度 | 1997年 |
チーム代表 | クリスチャン・ホーナー |
技術責任者 | ピエール・ワシェ |
シャシー | RB21 |
エンジン | Honda RBPT |
ドライバー |
2024年のF1コンストラクターズ選手権で3位に終わったレッドブル・レーシング(Red Bull Racing)は王座奪還を目指し、新たなドライバーラインアップで2025年シーズンに挑む。4年連続のドライバーズタイトルを獲得したマックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトは、姉妹チームのRBから昇格したリアム・ローソンが務める。
チーム代表はクリスチャン・ホーナーが21年連続で務め、車体開発はピエール・ワシェがテクニカル・ディレクターとして引き続き指揮を執る。一方で、ホンダとのパートナーシップは2025年が最終年となる。
4世代目のグランドエフェクトカー「RB21」に搭載される搭載されるF1パワーユニット「Honda RBPT」は、ES(バッテリー)を除く全てのコンポーネントの製造と組み立て、そして運用をホンダが担当する。
レッドブルは当初、スポンサーとしてF1に関与していたが、2005年にジャガーを買収し、ワークスチームとして参戦を開始。翌2006年には初の表彰台を獲得し、2009年には6勝を挙げコンストラクターズランキング2位に躍進するなど、急速にトップチームへの道を歩んできた。
2010年から2013年にかけては、セバスチャン・ベッテルとともに4年連続でドライバーズ&コンストラクターズタイトルを独占。ベッテルはF1史上最年少での4連覇を達成した。だが、2014年のハイブリッド・ターボ時代の幕開けとともに、ルノー製パワーユニットの競争力不足によりタイトル争いから遠ざかった。
転機となったのは2019年のホンダとの提携だった。その結果、2021年には最終戦アブダビGPのファイナルラップでフェルスタッペンが歴史的大逆転を果たし、ドライバーズタイトルを獲得した。さらに、翌2022年にグランドエフェクトカーが導入されると、2年連続のダブルタイトルを獲得。黄金時代の再来を印象づけた。
2024年の開幕10戦では、フェルスタッペンが7勝を挙げる圧倒的な強さを見せ、シーズン序盤を支配。しかしながら、車体開発の方向性を見誤ったことでその後の10戦は未勝利に終わり、ペースを失った。それでもフェルスタッペンは安定した成績を維持し、4年連続のドライバーズタイトルを獲得した。
一方で、セルジオ・ペレスはシーズンを通じて苦戦し、最終的に152ポイントにとどまる低迷を見せた。その結果、コンストラクターズ選手権ではマクラーレンとフェラーリに敗れ、3位に転落。ダブルタイトル3連覇を逃す形となった。