マリオ・イゾラ
人物データ
名前 | マリオ・イゾラ / Mario Isola |
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国籍 | イタリア |
出身地 | ミラノ |
居住地 | イタリア |
SNS | twitter facebook |
マリオ・イゾラは、イタリアのミラノ出身のタイヤエンジニア。ピレリのヘッド・オブ・カーレーシングとして2016年以降、F1やFIA-F2選手権、F3選手権を含むモータスポーツ部門を統括している。
ピレリでのキャリアは25年。テストドライバー、研究開発部門などを経てモータースポーツ・レーシング・マネージャーを務めた後、前任のポール・ヘンベリーが南米地区の統括責任者に昇格したことを受けて新たに同職に就任した。
ボランティア活動の経歴はピレリよりも長い。
マリオ・イゾラは18歳の時から、救急車の運転手として地元ミラノでボランティア活動に従事。2004年にはミラノ内外の救急車ドライバーを育成するためのドライビングプログラムを立ち上げ、それ以来7,000人のボランティアと150人のインストラクターを訓練して地元に奉仕し続けてきた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックに際しては、恋人に反対されたにもかかわらず、母国イタリアに少しでも貢献しようと、命を懸けて救急隊員のボランティア活動を行った。
主なキャリア
イタリアのミラノに生まれた。生年月日は明らかにされていないが、1970年前後と見られる。結婚はしておらず、2020年現在、イザベラという名の恋人がいる。
レオナルド・ダ・ヴィンチ科学高校を卒業後、ミラノ工科大学で機械工学を専攻。電子基板の製造と開発を事業とする企業に3年務めた後、1995年から1年に渡ってイタリアの国家憲兵として従事した。
1996年にピレリに入社。市販車タイヤのテストドライバーを務めた後、研究開発部門に異動となり、設計技術者として低抵抗タイヤや冬用タイヤの開発に携わった。
2001年に競技用タイヤの設計開発に関わるようになり、FIA-GT、ALMS、LMESといった選手権でレースエンジニアという立場で技術支援を行う傍ら、GTやラリーレイド用のレースタイヤの開発等に取り組んだ。
2006年にモータースポーツ・ラリー・マネージャーに就任。4年に渡って世界ラリー選手権(WRC)におけるタイヤプロジェクトを担当した後、2010年にモータースポーツ・レーシングマネージャーに昇格すると、ピレリモータースポーツにおける全てのトラックサイド活動を率いる事となった。