2019年レース・オブ・チャンピオンズのネーションズカップで優勝したトム・クリステンセンとヨハン・クリストファーソン、準優勝のセバスチャン・ベッテルとミック・シューマッハ
Courtesy Of ROC

ベッテルとシューマッハ、ドイツ代表として再びタッグ! 2022年レース・オブ・チャンピオンズに参戦

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セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)とミック・シューマッハ(ハース)が2022年2月4日~6日にスウェーデンのピテ・ハブスバッドで開催されるレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)Snow + Ice WORLD FINALに参戦する事が決まった。

F1史上最年少チャンピオン記録を持つ4度のタイトルホルダーは、これまでに9回に渡ってROCに参戦してきた。最近ではロンドンで開催された2015年のROCで9度のル・マン24時間レース王者、トム・クリステンセンとの最終対決を制し「チャンピオン・オブ・チャンピオン」の栄冠に輝いた。

FIA-F3選手権とF2の両選手権を制してハースから今季F1デビューを果たしたミック・シューマッハにとっては今回が2度目のROC参戦となる。

普段から親交の深いベッテルとシューマッハは個人戦を前に行われる国別対抗のROCネーションズカップでドイツ代表としてタッグを組み、フィンランド代表(バルテリ・ボッタスとミカ・ハッキネン)を含む各国の代表チームと対戦する。

ベッテルはROCネーションズカップにおいて、ミックの父であり7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハとパートナーを組み、2007年から2012年まで6連覇を達成。初めてミックとタッグを組んだメキシコでの2019年大会では、チーム・ノルディックに次ぐ2位を獲得している。

ベッテルはROC参戦発表に際し「またドイツ代表としてミックと一緒にレース・オブ・チャンピオンズにできる事になった。本当に楽しみだ」と語った。

「メキシコの時はROCネーションズカップで2位だったから、今回のスウェーデンでは当然、その上を目指していく」

ROCは過去15年に渡ってスタジアムを舞台として開催されてきたが、今回は北極圏にほど近いバルト海を舞台とし、雪と氷に覆われたコースで腕を競い合う。

ベッテルは「僕らより雪や氷の上での走行経験が豊富な北欧のドライバー達はかなり手強いはずだ」と付け加えた。

またシューマッハは「ドイツ代表としてセバスチャンとタッグを組む事になった。凄く楽しみだ。もちろん、狙うはトロフィーだ。過去のチーム・ドイツの成功を引き継ぐべく勝利を懸けて戦いたいと思ってるし、僕らは二人共、そのことを凄く真剣に考えている」と語り、強い意気込みを見せた。

2022年のROCは2月5日(土)に世界最速の国を決するROCネイションズカップが行われ、翌6日(日)に個人戦のレース・オブ・チャンピオンズが開催される。現時点で参戦が発表されているドライバーは以下の通り。

  • セバスチャン・ベッテル:4度のF1チャンピオン
  • ミック・シューマッハ:FIA-F2およびFIA-F3王者
  • ジミー・ジョンソン:7度のNASCARカップ王者
  • ミカ・ハッキネン:2回のF1チャンピオン
  • バルテリ・ボッタス:現メルセデスF1ドライバー
  • セバスチャン・ローブ:9度の世界ラリー王者
  • トラビス・パストラーナ:エクストリーム・スポーツ界のレジェンド
  • トム・クリステンセン:9度のル・マン優勝者
  • ヨハン・クリストファーソン:現役のFIA世界ラリークロス王者
  • ペター・ソルベルグ:FIAワールドラリー&ラリークロス王者
  • オリバー・ソルベルグ:WRCの新星

大会主催者は残りのドライバーについて、今後数週間のうちに発表するとしている。