ヤマハのバレンティーノ・ロッシ、2020年カタロニアGP

バレンティーノ・ロッシ、2021年も現役続行…ペトロナス・ヤマハSRTに移籍

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ヤマハ発動機株式会社はカタルニアGPの週末真っ只中の2020年9月26日(土)、9度の世界チャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシと2021年までの1年間の契約更新に正式に合意したと発表した。

MotoGPの生ける伝説はヤマハの全面的なサポートのもと、サテライトチームであるペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシングチームのファクトリーライダーとして2021年シーズンのMotoGPに参戦。最高峰クラス22年目、キャリア26年目を迎える事になる。

ヤマハ・ファクトリーチームは今年初め、来シーズンのラインナップとして、マーベリック・ビニャーレスとの契約を更新し、ファビオ・クアルタラロの新規加入を発表。ロッシが今季末を以てチームを去る事が決定した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による混乱の中の7度のGPウィークエンドを終えたロッシは、来シーズンもヤマハのフルサポートの元で現役を続行する事を決断した。

「2021年もペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームと共に走れる事を本当に嬉しく思う」とロッシ。

「決断に際しては色々と思い悩んだ。MotoGPでトップに立つためには、多くの仕事とハードワークをこなしながら、日々のトレーニングも欠かせず、アスリートのような生活を送る必要があるが、僕は今でもこの仕事が大好きだし、まだ走りたいと思っている」

「今年の前半に今後どうしたいのかを選択をして、ヤマハに相談した。そうしたら彼らは、もしファクトリーチームに僕の居場所がなくても、ファクトリーバイクとファクトリーサポートを保証すると言ってくれた」

「ペトロナス・ヤマハSRTに移籍できたことを本当に嬉しく思っている。若いチームだけど既にトップチームでもあり、非常に勤勉で本当に見事に組織化されている。今年はクルーチーフが変更されたけど、ダビデにはとても満足している。まだまだ上を目指せると思うし、このチームの雰囲気が凄く気に入っている。これが僕が継続することを選んだ理由の一つだ」

「フランコ(モルビデリ)がチームメイトになるもの嬉しい事だね。彼は(VR46の)アカデミーライダーだし、最高の気分だ。協力しあって良い結果を目指せると思う」

ペトロナス・ヤマハのチーム代表を務めるラズラン・ラザリは「象徴的かつ伝説的なバレンティーノ・ロッシを迎え入れる事になり本当に誇らしい。彼の経験は、最高峰クラスでの3年目を迎える我々にとって素晴らしい資産となりる。彼の信頼に応えるために、全力でアシストするつもりだ」との談話を発表した。