新型カローラ・スポーツに待望のMT!エンストしない「iMT」が日本初上陸
トヨタ自動車は2018年8月2日、Cセグメントのハッチバック車「新型カローラ・スポーツ」に、ファン待望の6速マニュアルトランスミッション(6速iMT)を新たに設定。全国で発売を開始した。1966年に初登場したトヨタのロングセラー「カローラ」は、これまでに世界累計4600万台以上を販売。今年6月に12代目が発売された。
国内初投入となるiMT(インテリジェント・マニュアル・トランスミッション)には、変速・発進操作をアシストする機能が備わっている。SPORTモードを選択するとiMTがスタンバイ状態となり、この状態でクラッチ操作やシフト操作などを行うと、クルマ側が自動で変速後のエンジン回転数を調整し、シフトショックレスでスムーズな変速フィーリングをアシストしてくれる。
発進アシスト機能は、発進時のクラッチ操作を検出しクルマ側がエンジン出力をトルクアップすることで、クラッチのみでの発進操作が可能となっており、坂道などの発進時のエンストの恐怖から開放してくれる優れもの。iMTと異なり、こちらはすべてのドライブモードで作動する。
マニュアル車といえば、ギアとエンジン回転数を合わせ込み、如何に変速ショックを抑えて素早くシフトチェンジを行うかが腕の見せ所だったものだが、今やそんなテクニックは不要。ただし、iMTをオフにしておけば旧来と変わらぬシフトショックを味わえる。ニーズに合わせてモードを変えるのが、新しい時代のマニュアル乗りのあり方なのかもしれない。
パワートレインは116馬力・最大トルク185Nmの1.2リッター直噴ターボエンジン。価格は210万6千円からとなっており、CVT搭載モデルよりも3万円ほど安い価格から手に入れることが出来る。