佐藤琢磨、2023年インディ全戦参戦終了か…オーバル専任の可能性も全てはホンダ次第
報道によると佐藤琢磨は2023年にリック・ウェア・レーシング(RWR)のサポートを受けてオーバルレースのみに出走し、13年に渡ったインディカー・シリーズでのフル参戦に終止符を打つ可能性があるという。
今年、佐藤琢磨がドライブしたデイル・コイン・レーシング with RWRの51号車には、インディ・ライツ王者のリヌス・ルンドクヴィストやF2ドライバーのマーカス・アームストロングら複数名が候補に挙がっていると取り沙汰されている。
RACERによると佐藤琢磨は、「全てが意図した通り」に進めばRWRのサポートを受けオーバル専任のデイル・コイン・ドライバーとして来季インディカー・シリーズに参戦する見通しだという。
チームは2023年に現行の2台によるフルタイムエントリーに加え、パートタイムとして3台目を走らせるシナリオを描いている。そこに佐藤琢磨が収まる可能性があるというわけだ。
現時点でその3台の中で来季エントリーが確定しているのは、今年、新人らしからぬ印象的なパフォーマンスを残したデイビッド・マルカスのみだ。
デイル・コインによれば3台目のエントリーはオーバルのみ、またはフルタイムのいずれの可能性もあり、現在候補者達と交渉中だというが、最終的にはエンジンサプライヤーのホンダ次第で、現在決定を待っている状況だという。
なお、佐藤琢磨がドライブした51号車のクルーチーフを務めていたトッド・フィリップスは、7号車アロー・マクラーレンSPシボレーのチーフメカニックとしてアレキサンダー・ロッシとタッグを組む事が決定しているようだ。
また、英Autosportによると佐藤琢磨のマネージャーを務めるスティーブ・フューセックは、2023年にインディカーのパートタイムと並行してアキュラNSX GT3あるいはRWRのLMP2エントリーからIMSAスポーツカー選手権に参戦する可能性があるとしている。