新型「KATANA(カタナ)」

スズキ新型KATANA、価格151万円で5月30日に日本発売…最高出力148馬力

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スズキ株式会社は、1,000ccの大型自動二輪新型「KATANA(カタナ)」を5月30日より日本で発売する。価格は1,512,000円(税抜)。

新型カタナは、1980年の独ケルンショーで初出品され、日本刀をイメージした前衛的なデザインで世界のバイクファンの注目を集めた「GSX1100S KATANA」を原点とする。40年の時を経て、昨年10月の二輪車の国際見本市「インターモト」で復活を遂げた。

新型「KATANA(カタナ)」ミスティックシルバーメタリック
新型「KATANA(カタナ)」ミスティックシルバーメタリック

新型「KATANA(カタナ)」グラススパークルブラック
新型「KATANA(カタナ)」グラススパークルブラック

軽量アルミフレームの車体に、GSX‐R1000に採用されている998cm3の水冷直列4気筒をベースとした改良型エンジンを搭載。低回転域での力強いトルクと、高回転域でのパワフルな出力を特徴とし、最高出力148馬力、最大トルクは107Nmを発揮する。また、エンジン出力を効率良く路面に伝えるトラクションコントロールを装備し、昂揚感のある加速と快適なライディングを実現した。

更に、クラッチレバーを握らなくてもワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステムや、発進時や低回転走行時に、エンジン回転数やギヤポジション、スロットル開度やクラッチスイッチ情報を用いてエンジン回転数の落ち込みを抑制し、スムーズな発進を補助する「ローRPMアシスト機能」を採用するなど、市街地走行にも適した扱いやすさを実現している。

フロントブレーキには、強力な制動力を発揮するブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備。また、滑りやすい路面状況や過度なブレーキング等によるホイールのロックを一定範囲内で回避する電子制御式ABSを標準装備する。

スズキはカタナ復活に際して「Forging a New Street Legend」= 新たなるストリートバイクの伝説、を開発コンセプトに掲げ、燃料タンクから車体先端まで、研ぎ澄まされた刀のようにシャープで流れるようなラインをあしらったデザインを生み出した。

角形のLEDヘッドランプや、刀の切先をイメージした造形の車体先端下部に装着されたLEDポジションランプにより、「GSX1100S KATANA」に着想を得た特徴的な顔つきに仕上げた。また、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用し、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観とした。

新型「KATANA(カタナ)」グラススパークルブラック
新型「KATANA(カタナ)」グラススパークルブラック

新型「KATANA(カタナ)」ミスティックシルバーメタリック
新型「KATANA(カタナ)」ミスティックシルバーメタリック

エンブレムは「GSX1100S KATANA」から同じ意匠を継承。車体色は、銀「ミスティックシルバーメタリック」と黒「グラススパークルブラック」の2色が設定されている。新型「KATANA」は浜松工場で生産され、今春より欧州を中心に販売が開始されていた。