ガスリー、跳馬に0.1秒差の6番手「努力が実を結びつつある」F1スペインGP《予選》
レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーはF1スペインGP公式予選を振り返り、トップチームとの差を埋めるべく続けてきた努力が実を結びつつあると述べ、高い満足感を示した。
11日土曜にカタロニア・サーキットで行われたグリッド争いでは、レッドブル・ホンダ勢がフェラーリとの僅差のバトルを演じた。マックス・フェルスタッペンは跳馬2台の間に割って入る4番手を獲得。3番手セバスチャン・ベッテルに1000分の85秒と迫ってみせた。
一方のガスリーは、アップグレードによって大きく躍進したハース勢への苦戦が予想されていたものの、コンマ2秒差を付けてこれを退けた上に、5番手シャルル・ルクレールとのギャップを0.12秒に抑えて6番手を確保した。
今年トロロッソからレッドブルへの昇格を果たしたガスリーは、タイヤを上手く作動させられず、リアのグリップが不足気味のRB15に苦戦。チームと共に、クルマと自身のドライビングをブラッシュアップすべく、舞台裏で懸命な努力を重ねてきた。
跳馬に0.1秒差の6番手「努力が実を結びつつある」
ピエール・ガスリー予選: 6位, FP3: 14位
今日はかなりポジティブな一日になった。予選6番手はまずまずの結果だと思う。FP3を終えて、厳しい予選になるだろうなって予想していたんだ。フェラーリがペースを大きく上げるはずだって思っていたけど、マックスはベッテルに対してコンマ1秒、僕の方もシャルルに対してコンマ1秒遅れただけだったから、予想以上に近づけた。
確かにメルセデスは尋常じゃなく速いけど、僕らのクルマは真っ当に仕上がっていると思うし、上手くやれれば明日はフェラーリに戦いを挑むことができると思う。ワンストップもツーストップもあり得るだろうし、明日は興味深いレースになるかもしれないね。
このトラックでのレースは何が起きても不思議はない。スタートが本当に重要だから、明日はその部分で最大限に上手くやれるよう頑張るつもりだ。やるべきことはまだたくさんあるけど、全体としては状況は改善しているし、シーズン序盤から取り組んできた仕事がまとまってきて、その成果が出始めていると思う。満足できるだけのポイントを獲得できれば嬉しい。
最前列を確保したのはメルセデスAMG。バルテリ・ボッタスがチームメイトに0.6秒もの大差を付けてポールポジションを獲得した。
2019年F1第5戦スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月12日(日)22時10分から行われ、1周4.655kmのカタロニア・サーキットを66周する事で勝敗を決する。