ガレージからコースに出ようとするスクーデリア・フェラーリSF90をドライブするシャルル・ルクレール、F1スペインGP予選
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フェラーリ、低速で大きくタイムロス「SF90の弱点が露呈」F1スペインGP《予選》

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11日土曜に行われたF1第5戦スペインGP予選セッションを終えて、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが一日を振り返り、決勝に向けての豊富と見通しを語った。

プレシーズンテストで圧倒したカタロニア・サーキットでの週末という事で、過去4戦の流れを変える活躍が期待されていたものの、SF90はメルセデスの前に為す術もなく、ベッテルはトップから0.866秒落ちの3番手が精一杯。シルバーアローを捉えるどころか、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに1000分の85秒差まで詰め寄られてしまった。

ルクレールは予選Q2の1回目のアタックの際に縁石に乗り上げ、車体底面付近のパーツを破損。7番手タイムに止まったため、2セット目のタイヤを使って再度のタイム計測を強いられた。これによってQ3でのアタックチャンスが1回に限定され、手負いのマシンで5番手という結果に終わった。

「週末全体と同様に、予選もまた難しいセッションになった」とマッティア・ビノット代表。「今週末は、我々のマシンのウィークポイントが露呈した」と付け加えた。

フェラーリ:F1スペインGP予選を終えて

セバスチャン・ベッテル予選: 3位, FP3: 4位

嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちだ。マシンバランスは良かったし、投入したアップデートでドライバビリティも向上した。それにストレートでの速さもある。でも、低速コーナーでのタイムロスが酷く、望んでいたような状態になっていない。

僕たちがフロントに並べなかったのはそういった事の結果であり、まだまだ懸命に作業に取り組まなきゃならないって事だ。クルマのバランスは良いから、悪くないレースができると思う。明日は自分の持てるもの全てを出し尽くすつもりだ。

シャルル・ルクレール予選: 5位, FP3: 2位

望んでいた結果にはならなかった。今回は新しいパーツが投入されたから、正しいバランスを見つけようと作業に取り組んできたけど、残念ながら僕らはまだ若干遅れを取っている。

Q2でのラップの際に少しワイドになってしまい、縁石を越えた時にいくつかのパーツにダメージを負ってしまった。チームは僕が走行を続行できるよう、セッション中にクルマを修理し、素晴らしい仕事をしてくれたけど、残念ながらバランスが狂ってしまった。決勝までに調子を戻せるよう、データを確認してみるつもりだ。

ライバルは手強いけど、依然として自分達のポテンシャルには自信があるし、彼らに追いつけるように全力を尽くすつもりだ。


最前列を確保したのはメルセデスAMG。バルテリ・ボッタスがチームメイトに0.6秒もの大差を付けてポールポジションを獲得した。

2019年F1第5戦スペイングランプリ決勝レースは、日本時間5月12日(日)22時10分から行われ、1周4.655kmのカタロニア・サーキットを66周する事で勝敗を決する。

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