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メルセデスとフェラーリへのキャッチアップを目指して導入されたレッドブルのアップデートはそこそこ上手く機能しているようだ。17年F1第5戦スペインGP初日のフリー走行を終えて、マックス・フェルスタッペンは5番手、ダニエル・リカルドは6番手につけている。
レッドブル・レーシングは近年スペインGPで素晴らしい結果を残している。ここはリカルドにとって初めての表彰台の地であり、昨年このグランプリでレッドブルデビューしたフェルスタッペンは、いきなり初優勝をやってのけている。フェルスタッペンはフェラーリとのギャップは縮まってきていると語り、リカルドは新しいパッケージにはまだ多くのポテンシャルがあると言う。
レッドブル:スペインGP初日を終えて
マックス・フェルスタッペン
FP1: 5位, FP2: 5位
「フェラーリとのギャップを少しは縮められてるみたいだから、その点はすっごいポジティブだよ。でも、メルセデスのアップデートパッケージも良さそうだよね、彼らはまだはるか前にいる感じだよ。僕らはまだ3番手チームだけど、今回のマシン変更によって正しい方向に進んでいるし、グリップも増えてきてるんだ。マシンのペースやエンジンのパフォーマンスを改善するためにやるべき事はまだたくさんあるから、僕たちは攻め続けるつもりさ」
「思ってた以上に風が強かったから、いくつか問題が出ちゃったんだ。9コーナーでタイヤを完全にロックさせちゃったし、突風でリアが振られちゃってコースオフしてしまった。グラベルを走るハメになったけど、運良くダメージはあまりなかったよ。他にも風にやられたマシンがいたよね。このサーキットはタイヤにかなり厳しいし、最終セクターはかなりトリッキーだけど、今日は風が厄介だったよ」
ダニエル・リカルド
FP1:6位, FP2: 6位
「マシンの感触はかなり良かったけど、まだ新しいパッケージの性能を引き出せてないんだ。午後にソフトタイヤを履いたことでマシンが蘇ってくれたのは良かったんだけど、硬い方のコンパウンドにはまだ改善の余地があるね。ステップアップしてると思うし、フェラーリに対してはそんなに遅れを取ってるとは思わないけど、明日はもっと良い結果になると確信しているよ。新しいパッケージを評価していきながらもっと理解しないとね」
「メルセデスに匹敵できるなんて思っちゃいないけど、僕らはそこそこ進化してるんじゃなかな。マシンからもっと多くのパフォーマンスを引き出すためにあらゆることを微調整し続ける必要があるね。僕らは予想してたライン上にいると思ってるし、明日は先頭チームとのギャップが縮まっているかどうかもっとよく分かると思うよ」
2017年F1第5戦初日の結果については、スペインGP《FP1》結果、スペインGP《FP2》結果をそれぞれ参照あれ。3回目のフリー走行は日本時間13日(土)18:00に幕を開ける。