雨に濡れるメルセデスのスリーポインテッドスター、2020年F1アイフェルGPにて
copyright Daimler AG

F1アイフェルGP:メルセデス内で新型コロナ感染拡大か…急きょ英国から6名の交代要員を招集

  • Published:

メルセデスAMGペトロナスF1チーム内で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が拡大している可能性が出てきた。チームはF1アイフェルGPの初日FP1の中止決定を経て、これまでに計6名のチームメンバーが隔離された事を明らかにした。

メルセデスはグランプリ開幕を前に、1名のスタッフから新型肺炎の陽性反応が確認された事を明らかにしているが、8日(木)に行われた再検査の結果、新たに1名から陽性反応が確認されたと発表した。また、もう1人の別のメンバーからは疑わしい結果が示されたため、再々検査を行っているという。

F1と国際自動車連盟(FIA)が定めるプロトコルに従い、チームは陽性者2名と再々検査中の1名、それに加えて別の4名を含めた計6名のチームメンバーを隔離した。この4名はいずれも陰性が確認されている。濃厚接触が疑われるために現場での仕事から除外されたものと見られる。

欠員が生じた事でチームは、本拠地イギリスからドイツに6名の交代要員を招集しており、既にニュルブルクリンクに到着している。

F1アイフェルGP特集