レッドブル・ホンダ、跳馬の俊足に戸惑い「ポール争いは厳しいと感じた」F1シンガポールGP《予選》
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表はシンガポールGPの公式予選を振り返り、フェラーリが見せつけた速さを目の当たりにして「ポール争いは厳しいと感じた」と明かした。
「アレックス(アルボン)とマックス(フェルスタッペン)は共に、Q1とQ2を余裕で通過したものの、フェラーリがQ3の最初のランで見せた信じがたい速さを目にし、彼らに打ち勝つのは非常に困難だと感じさせられた」
「マックスは2セット目のランで自己ベストを更新したものの、ハミルトンもまた改善したため、マックスは3番手から4番手へと下がり、セカンドロウからのスタートが確定した」
「アレックスはキャリアベストの予選6番手を獲得し、ポジティブな流れを築いている。初挑戦である事を考えれば健闘していると言って良いだろう」
「もっと上のグリッドを狙っていたものの、残念ながらそれは叶わなかった。だがこれまで我々が目にしてきた通り、ストリートサーキットでのレースでは何が起きても不思議はない。明日のナイトレースは面白くなるはずだ」
スクーデリアは、第1セクターだけでなく第2セクターでもファステストを刻み、苦手のセクター3ではメルセデスやレッドブル・ホンダに敗れはしたものの、百分の数秒という僅差の遅れに留め、ワンラップ・トータルで全体ベストをマークした。
セバスチャン・ベッテルは3番手と悔やまれる結果に終わったものの、スピードトラップでの308.3km/hを始めとして、コース内の4箇所に設置された最高速度の計測ポイント全てでトップをマーク。低速の市街地コースでも、弾丸の如きスピードが健在である事を知らしめた。