
佐藤琢磨、2026年第110回インディ500参戦決定「やり残した仕事」完遂へ。49歳の鉄人が挑む3度目の栄冠
佐藤琢磨がレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)から、2026年5月24日に決勝が行われる第110回インディアナポリス500マイルレース(インディ500)に参戦することが、米国現地時間3月17日に発表された。
2017年、2020年の勝者である佐藤にとって、17度目の挑戦は「前年の雪辱」を期す一戦となる。
昨年の第109回大会、佐藤が見せたパフォーマンスは、40代後半という年齢を微塵も感じさせない衝撃的なものだった。予選では自己ベストとなるフロントロー2番手を獲得。決勝でも序盤からレースを支配し、51周にわたってリードラップを記録した。
だが、勝利への歯車はピットストップでの自身のミスにより狂い、最終的には9位。トップを快走しながらも、あと一歩で栄冠を逃したあの日の記憶が、今回の「やり残した仕事」という言葉に凝縮されている。
Courtesy Of Penske Entertainment
ピットストップを終えてコースに戻る佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2025年5月25日第109回インディ500(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)
佐藤は今回の発表に際し、次のように決意を語った。
「2025年インディ500のチェッカードフラッグが振り下ろされた瞬間から、第110回レースに向けた準備は始まりました。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに、この『やり残した仕事』に再び挑めることを心から楽しみにしています」
「ボビー、マイク、デイヴィド、そしてRLLの全員が寄せてくれる信頼とサポートに対して心からお礼を申し上げます。今年も、引き続きプライマリースポンサーを務めてくださるアマダをはじめ、パナソニック オートモーティブシステムズ、 Niterra 日本特殊陶業、デロイト トーマツ、ナック、ホンダ、HRC、そしてこの挑戦を支えてくださるすべてのスポンサーの皆様に深く感謝しています」
「昨年、僕らのチームは圧倒的なスピードとポテンシャルを示すことができました。今年はさらに集中力を高め、より入念な準備と決意を持ってレースに挑みます。インディ500はいつでも特別な一戦ですが、今年は一段と特別な思いを抱いています。1日も早くチームのみんなと再会し、顔なじみのメンバーとともに、5月に向けた準備を勢いづけたいと思っています」
チーム共同オーナーのボビー・レイホールは「琢磨がチームに戻ってきてくれることを嬉しく思っている。彼ほどインディを知り尽くしているドライバーはなかなかいない」と歓迎する。
「昨年の予選での走りは目を見張るものがあったが、結果は残念なものになった。なぜなら、彼は圧倒的な速さを持っていたからだ。琢磨は永遠の“ヤングガイ”であり、チームに計り知れないほど多くのポジティブなエネルギーをもたらしてくれる。メンバー全員がその恩恵を受けている」
「我々は長年にわたって素晴らしい関係を築いてきた。今回インディ500のために再び戻ってきてくれること、そしてそれが我々のチームであることを本当に嬉しく思っている」
今年1月に49歳を迎えた佐藤琢磨。第110回大会で、彼が3度目のミルクを飲み干すことになれば、それは日本だけでなく世界のモータースポーツ史に刻まれる壮大な叙事詩となる。世界3大レースの一つに数えられるインディ500。5月のインディアナポリスに、再び「No Attack, No Chance」の精神が鳴り響く。
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インディアナポリス・モーター・スピードウェイを周回する佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、2025年5月25日第109回インディ500