F1カナダ予選8位サインツ、ガスリー走行妨害でグリッド降格…角田裕毅に「驚いた」と主張も
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F1カナダGPのスチュワードは2023年6月17日(土)に行われた予選を経て、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)の走行を妨害したとしてカルロス・サインツ(フェラーリ)に3グリッド降格ペナルティを科す裁定を下した。
予選後に行われた公聴会には、両ドライバーに加えて両チームの代表者が出席した。スチュワードは聴取を行い、ポジショニング・マーシャリングシステムのデータ、映像、タイミングデータ、車載映像を調査した。
Pierre Gasly was absolutely furious with Sainz following this incident that saw him knocked out in Q1 🤬
The Spaniard has since been handed a three-place grid penalty for impeding the Alpine driver #CanadianGP #F1 pic.twitter.com/dOn4MhkIDM
— Formula 1 (@F1) June 17, 2023
スチュワードによるとサインツは、ターン13(最終シケイン)で角田裕毅(アルファタウリ)に追い抜かれた事に「驚いた」結果、計測ラップを開始するのが遅くなったと釈明した。
インシデント発生直後に無線で怒りを爆発させたガスリーはスチュワードに対して、サインツがもっと早くラップに向かえたはずだと主張した。
ブラジル出身の元F1ドライバー、エンリケ・ベルノルディを含む4名の競技審判団は、角田裕毅がサインツを驚かせたとは言え、それでもなおサインツの責任は重く「不必要にガスリーを妨害」したと判断した。
この結果、サインツは11番グリッドに降格となり、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が各々、1ポジションずつ昇格する事となった。
クルマを降りてなおガスリーの怒りは収まらず、あからさまに不機嫌な表情でインタビューに応じて「カルロスの走りは全く許されない」「はらわたをえぐられたような気分だ」と不満を連ねた。