3番手ピエール・ガスリー、アルピーヌを警戒「まだ100%じゃない」風によるバランス変化に苦戦
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは9月24日(金)に行われたF1第15戦ロシアGP初日2回目のプラクティスでメルセデス勢に続く3番手タイムを記録。有望なパフォーマンスを発揮したが、曰く「100%」ではなく改善の余地があるという。
ドライコンディションに恵まれた午後のFP2でガスリーは、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.208秒差の自己ベストを刻んだが、終了間際にターン2のソーセージ縁石に乗り上げフロントウイングを破損した。
ガスリーはセッション中にブレーキバランスへの不満を訴えていたが、それは風の影響によるマシンバランスの変化が原因だった。
「ここは風の影響が大きく、コーナー毎にアンダーステアが出たりオーバーステアが出たりと、バランスが大きく変化してしまうんだ」とガスリーは語った。
「だからクルマの中のツールを使って調整するんだけど、その影響でドライビング中はかなり忙しい」
「問題はそこにある。ここでのドライブはいつも以上に大変なんだ。でもまぁ速く走れるのなら気にしないけどね」
「パフォーマンスという点では本当にポジティブな一日だった。今のところ、クルマはここで上手く機能しているようだし、週末に向けて良いスタートを切る事ができたと思う」
「パフォーマンス面には満足しているけど、マシンバランスという点ではまだ100%満足できていないから、明日に向けて幾つか改善できる部分がある」
シャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンの2名がエンジン交換ペナルティで最後尾スタートとなるため、ガスリーは予選を前に既に2グリッド分をポケットに入れている状況だが決して楽観的には考えていない。
「シャルルとマックスが決勝でペナルティを受けて後退するから、その意味で僕らにとっては間違いなくチャンスがあると思ってる」とガスリー。
「現時点では自分達のパッケージそのものに集中的に取り組んでいるけど、僕らにとってのメインターゲットは2台のアルピーヌだ。彼らも速いからね」
「フェルナンド(アロンソ)とエステバン(オコン)が何度か速いラップを刻むのを見た。厳しい戦いになると思う」
F1ロシアグランプリ3回目のフリー走行は日本時間9月25日(土)18時から、公式予選は同21時から1時間に渡ってソチ・オートドロームで開催される。