宮田莉朋、2024年3月19日
Courtesy Of TOYOTA MOTOR CORPORATION

宮田莉朋、2025年もFIA-F2選手権に参戦―ARTグランプリに移籍

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宮田莉朋がFIA-F2選手権での2シーズン目に挑戦することが決定した。ARTグランプリは2024年12月10日、2025年シーズンのドライバーとして宮田莉朋を起用すると発表した。

宮田莉朋はSUPER GTおよびスーパーフォーミュラのダブルチャンピオンとして、2024年にロダン・モータースポーツからF2に初参戦。8回のポイント獲得を果たし、ランキング19位でシーズンを終えた。

「2025年のFIA-F2選手権にARTグランプリから参戦することが決まり、大変嬉しく思います」と宮田莉朋はコメントを寄せた。

「再びF2でのチャンスをいただけた事に対し、モリゾウさん(豊田章男/ トヨタ自動車代表取締役会長)をはじめとするTGRの皆様、 また、温かく迎え入れてくださったARTグランプリの皆様に心から感謝申し上げます」

フランスを拠点とするARTグランプリは、現スクーデリア・フェラーリ代表のフレデリック・バスールと、元国際自動車連盟(FIA)会長のジャン・トッドの息子、ニコラ・トッドにより2005年に設立された。

ヨーロッパを中心に、スポーツカーやジュニア・シングルシーター・カテゴリーに参戦しており、過去にはルイス・ハミルトン、ニコ・ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグ、バルテリ・ボッタス、エステバン・オコン、シャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセルなど、後のF1ドライバーとなる数多くのチャンピオンを輩出してきた。

ARTグランプリについて宮田莉朋は「モータースポーツ界の名門チーム」であるとして、「その一員として戦えることを光栄に思いますし、本当に楽しみにしています」と新たな挑戦に意欲を示した。

「2024年シーズンで学んだことを活かし、モリゾウさん、TGR、そしてARTグランプリと共に全力を尽くしていきます。2025年シーズンも引き続き応援をよろしくお願いします」

宮田莉朋について、ARTグランプリのチーム代表を務めるセバスチャン・フィリップは、「これまでのシングルシーターで素晴らしい成績を収め、FIA F2での経験も積んでおり、このチャレンジを成功させるために必要なすべての資質を備えている」として、歓迎するコメントを発表した。

なお、2025年シーズンのFIA-F2のドライバーラインナップはまだ完全には決定しておらず、宮田莉朋のチームメイトを含め8つのシートが未定となっている。

チーム ドライバー
インヴィクタ・レーシング レオナルド・フォルナローリ
ロマン・スタネック
カンポス・レーシング アーヴィッド・リンブラッド
未定
MPモータースポーツ リシャード・フェシュフォー
オリ・ガータ
ハイテック ディーノ・ベガノビッチ
ルーク・ブラウニング
プレマ・レーシング ガブリエレ・ミニ
未定
ダムス ジャック・クロフォード
クッシュ・マイニ
ARTグランプリ 宮田莉朋
未定
ロダン・モータースポーツ クリスチャン・マンセル
未定
AIXレーシング 未定
未定
トライデント マックス・エスターソン
サミ・メグトゥニフ
ヴァン・アーマスフォールト・レーシング 未定
未定