F1テスト《最終日》総合結果:ペレス、昨季バーレーン予選ポール更新!角田上位…中団最速はアルピーヌ?

レッドブル「RB19」でバーレーン・インターナショナル・サーキットを周回するセルジオ・ペレス、2023年2月26日F1プレシーズンテストCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2023年F1プレシーズンテストの全日程が終了した。2月25日(土)に8時間半に渡って行われた最終3日目はセルジオ・ペレスがC4コンパウンドで1分30秒305を記録。タイムシートのトップに立つと共に、レッドブル「RB19」の競争力の高さを改めて感じさせた。

これは同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた開幕バーレーンGPの予選でシャルル・ルクレール(フェラーリ)がマークしたポールタイムを上回る。

Pos Driver Team Laps Time Gap Tyre
1 セルジオ・ペレス レッドブル・RBPT 133 1:30.305 0.000 C4
2 ルイス・ハミルトン メルセデス 65 1:30.664 0.359 C5
3 バルテリ・ボッタス アルファロメオ・フェラーリ 131 1:30.827 0.522 C5
4 シャルル・ルクレール フェラーリ 67 1:31.024 0.719 C4
5 カルロス・サインツ フェラーリ 76 1:31.036 0.731 C4
6 角田裕毅 アルファタウリ・RBPT 79 1:31.261 0.956 C4
7 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 95 1:31.381 1.076 C4
8 ジョージ・ラッセル メルセデス 83 1:31.442 1.137 C5
9 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 80 1:31.450 1.145 C4
10 フェリペ・ドルゴヴィッチ アストンマーチン・メルセデス 77 1:32.075 1.770 C5
11 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 37 1:32.160 1.855 C3
12 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 56 1:32.762 2.457 C3
13 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 136 1:32.793 2.488 C5
14 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 76 1:33.357 3.052 C3
15 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 77 1:33.329 3.024 C3
16 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 44 1:33.655 3.350 C3
17 ニック・デ・フリース アルファタウリ・RBPT 87 1:38.244 7.939 C3

そのルクレールは同じC4でコンマ5秒遅れの4番手に留まり、チームメイトのカルロス・サインツも5番手と目立っていないが、タイヤの違いを補正すればフェラーリはレッドブルにかなり接近するものと見られる。

そんな2強より1段階柔らかいC5タイヤを履いたルイス・ハミルトン(メルセデス)は2番手を刻み、同じC5のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が3番手に続いた。

日没前後からはテスト最終日恒例のシーンが広がった。チームはこれまで、硬めのC3を中心にプログラムに取り組んできたが、夕刻以降は続々と柔らかめのコンパウンドを投入。1ラップペースを計測した。

売却報道が飛んだアルファタウリの角田裕毅は、同じC4のサインツにコンマ2秒と迫る6番手をマーク。同じくC4のケビン・マグヌッセン(ハース)を7番手に従えた。

アルファタウリは午前を担当したニック・デ・フリースと合わせてトータル166周を走り込み、172周のハースに続く大量マイレージを稼いだ。

テストを通して印象的なペースを刻んできたアストンマーチンはフェルナンド・アロンソが9番手、フェリペ・ドルゴビッチが10番手と中団に埋もれ、アルピーヌはトップから2.5秒落ちのピエール・ガスリーがチーム最上位の12番手という結果だった。

この日のリザルトから中団最速チームを読み取ろうとするとアルファロメオ、アルファタウリ、あるいはハース、アストンマーチンの名前が上がる事になる。だがパドックの噂では、”幾つかのライバルチーム”はGPSデータを根拠にアルピーヌが最速と見ているという。序列はまだまだ分からない。

逆にランド・ノリスのロックアップや、テストを通してスピン第一号となったオスカー・ピアストリの苦悩が象徴するように、マクラーレンの仕上がりは厳しそうとの見方はある程度一致している。

この日もMCL60はホイール・ウィングレットに問題を抱え、2人合わせて僅か81周しか走り込めなかった。

ウィングレットの件についてチームは「非常に些細な問題」であり、初戦に間に合うように対処する予定だと説明しているが、スケジュールはタイトであり、来週の金曜までに必要パーツを設計、製造して空輸する時間はほとんどない。

この日は2度に渡って赤旗が振られた。開始7分というところでペレス駆るレッドブルRB19からセンサーが脱落。2度目はフェラーリ製PUとも噂のトラブルに見舞われたボッタスがコース上で停止したためだった。

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