ルノーF1「R.S.19」の正面図
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ルノー、2019年のF1世界選手権に投入する新車「R.S.19」を発表

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ルノーF1チームは2月12日、本拠地を構える英国エンストンで現地11時30分よりローンチイベントを開催。2019年のFIA F1世界選手権に投入する新車「R.S.19」のカラーリングを発表した。ニューマシンは壇上に上がったダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグによってアンベイルされた。

ルノーの2019年仕様パワーユニット「E-TECH 19」は、仏ヴィリー=シャティヨンのファクトリーで開発が行われ、昨年型と比較して95%が完全に一新された。またシャシー性能の向上にも取り組んでおり、ステアリングの除く大部分が新設計だとされる。公開されたレンダリングイメージを紹介しよう。

ルノーF1「R.S.19」の正面図

ルノーF1「R.S.19」の側方図

まずは前傾姿勢角、いわゆるレーキ角がかなり鋭いのが目につく。リアウイングの下部には、かなり小型のモンキーシートが配置されているのが確認できる。また、サイドポッドの空気取り入れ口は、昨年のレッドブル・レーシングRB14を彷彿とさせる。

レギュレーションが変更されたとは言え、バージボード周りとリアエンドは昨年型のR.S.18とはまるで別物。エンジンカバーとフロントウイングの翼端板には、アライアンスを組む日産の高級車ブランドINFINITIのロゴが輝いている。

ルノーF1「R.S.19」の上方図

ルノーF1チームの2019年マシン「R.S.19」

ロータスを買収し2016年にワークス復帰を果たしたルノーは年々競争力をつけ、昨年は復帰後最高位となるコンストラクター4位を獲得。今季はパドックから高い評価を受けるダニエル・リカルドを新たに起用し、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強チームに殴り込みをかける。実車は2月18日に開幕を迎えるバルセロナテストでお披露目される。

イベント終了後の現地14時30分、日本時間23時30分からは、ドライバーのインタビューがルノー公式Facebookページでライブ配信される予定となっている。