レッドブル・ホンダ初優勝を喜び合うクリスチャン・ホーナー代表と田辺豊治テクニカル・ディレクター
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル、ホンダのF1撤退に理解「これまでの並々ならぬ努力に感謝」22年以降のPUは?

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ホンダのF1撤退発表を経て、パワーユニットの供給を受けているレッドブル・レーシングが次のリリースを発表。「これまでの並々ならぬ努力に感謝」しているとして、苦渋の決断を下したホンダへの理解を示した。

「本田技研工業が2021年シーズン末を以てF1から撤退することを受け、レッドブル・レーシング及びスクーデリア・アルファタウリのパワーユニットサプライヤーとしてのこれまでの並々ならぬ努力に感謝の意を表したい」

「我々のチームパートナーシップは開始後すぐにその成果を発揮した。2019年のオーストリアGPでは、マックス・フェルスタッペンがホンダにとって2006年以来となる優勝を挙げ、その後も31戦で優勝3回、表彰台13回を獲得してきた」

「さらに、今年のイタリアGPでスクーデリア・アルファタウリが勝利を飾った事で、ホンダは2014年にF1ハイブリッド時代が始まって以来、2つの異なるチームで勝利を収めた唯一のパワーユニットメーカーとなった」

「なお、双方が共に掲げている2021年末までの目標達成を目指す事に変わりはなく、今後も協力して成功を目指していく」

ホンダの撤退によってレッドブルとアルファタウリ双方は、2022年以降もF1参戦を継続するのであればパワーユニットを確保しなければならない。これを自前で用意する事は出来ないため、メルセデス、フェラーリ、ルノーのいずれかからの供給を受ける必要があるが、クリスチャン・ホーナー代表は、この大きな課題を乗り越えられるはずだと主張する。

「本田技研工業株式会社にとって、2021年シーズン末でF1から撤退するという決断が如何に困難であったかをチームとして理解している」とクリスチャン・ホーナー。

「自動車業界における重要課題が移り変わる中、ホンダはリソースを再配分する決断を下した。我々はその理由を尊重し理解している」

「ホンダの撤退は我々に課題を投げかける事になるが、過去にも似たような状況を経験し、その度に証明してきたように、我々は万全の準備を整えており上手く対処できるだけの力がある」

「ホンダとのパートナーシップを続ける事が出来ないのは残念だが、レッドブルが所有する2チーム合わせて、ホンダと共に優勝5回と表彰台15回を達成できた事を本当に誇らしく思っている。ホンダの全てのスタッフの多大なる努力と献身に感謝したい」

「残された2020年と2021年シーズンでは、これまで同様に優勝を目指して戦い、チャンピオンシップに挑戦していく」

「レッドブル・レーシングはF1の新たなコンコルド協定にサインしており、今後もF1に長期コミットしていく所存だ。今後はグループとして可能な限り時間をかけて、2022年以降に向けて最も競争力あるパワーユニットの解決策について検討していく」