優勝トロフィーを掲げるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、2019年F1ブラジルGP決勝レースにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ、2020年のタイトル争いを楽観視「フェルスタッペンは誰よりもF1王者に相応しい」

  • Published: Updated:

ホンダとの提携初年度で有望な兆しを掴み、チャンピオンシップ的にもポジティブな結果に終わった事から、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は2020年シーズンの目標であるタイトル争いに向けて、楽観的な姿勢を見せている

「来年は、空力、エンジン、タイヤレギュレーションに加えて、ドライバーランナップも安定しており、あらゆる面において2019年との継続性が確保されている」とクリスチャン・ホーナー。

「この安定性によって我々は、今シーズンに学んだ物事を来年に活かす事が出来る。2020年シーズンの開幕オーストラリアGPまでは既に100日を切っており、ファクトリーは新しいマシンを準備するために全力を尽くしている」

レッドブル・ホンダの2020年シーズンの目標はチャンピオンシップ制覇だ。これは憶測や願望ではない。そしてその担い手は、アレックス・アルボンではなくマックス・フェルスタッペンだと考えられているが、クリスチャン・ホーナーは、フェルスタッペンは世界中のどのドライバーよりも、F1王者に最も相応しい能力を備えていると考えている。

「彼は今、F1ワールドチャンピオンに挑戦できる以上の能力を備えている」とクリスチャン・ホーナー。「我々としては、彼がそれを達成できるだけのマシンを用意しなければならない。それさえできれば、マックスはルイスとメルセデス、そしてフェラーリに対して戦いを挑めるだろうと確信している。彼はまさにそのレベルにいるのだ」

「状態は整っている。彼は現在のF1ドライバーの中で最高の状態にあると思う」

フェルスタッペンの能力に疑問の余地はなく、どちらかと言えば足かせとなり得るのは車体側かもしれない。だがクリスチャン・ホーナーは、ミルトンキーンズのチームは2020年シーズンも上昇トレンドを継続し、ライバルを凌駕するだけの開発曲線を描けると主張する。

「2013年末にレギュレーションが変更されて以来、我々はベストなポジションに留まり続けてると思う。レッドブルは若手への投資を哲学としており、その成果があらゆる場面において表れているおり、チームはその配当を実際に受け取り始めている」

「我々は来年、競合するチームよりも飛び抜ける必要がある。メルセデスは来年もベンチマークであり続けるだろうが、彼らに挑戦すべく、開幕戦から全力でプッシュしなければならない」

「ファクトリー内部では現在、期待感と高揚感が渦巻いている。我々はこれを活かしつつ、2019年シーズンで得たポジティブな勢いを活用して行く必要がある」