レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表とチーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューウェイ、2022年6月28日(火) レッドブル・レーシングのファクトリーで行われたハイパーカー「RB17」の発表イベントにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルF1、ハイパーカー「RB17」をグッドウッドで世界初公開へ…鬼才ニューウェイ設計の350km/hオーバーマシン

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レッドブル初のハイパーカー「RB17」が、7月11日から14日にかけて開催される2024年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)で世界初公開される事が発表された。

2025年の第1四半期を以てレッドブルを去るF1史上最高のデザイナー、エイドリアン・ニューウェイと彼の率いるチームが設計したRB17は、2シーターのカーボンファイバー製モノコックシャシーを採用。セミストレスのミッドマウントV10エンジンとカーボンファイバー製ギアボックスを搭載する後輪駆動仕様で、最高速350km/hオーバーという「F1レベルのパフォーマンス」を発揮する。50台のみの限定生産となる。

レッドブルは7月12日にカテドラル・パドックで新型ハイパーカー「RB17」をアンベイルすると共に、2005年のオーストラリアGPでのF1参戦から20周年を記念するイベントを開催し、歴代のほぼ全てのF1シングルシーターを展示する予定で、その中の数台はグッドウッドを象徴するヒルクライムに挑戦する。

チーム史上最大規模となるこのイベントには、13度のF1グランプリ・ウィナーであるデイビッド・クルサードや、チーム代表兼CEOのクリスチャン・ホーナー、エキシビション・ドライバーのパトリック・フリーザッハーを含む豪華メンバーが参加する予定で、さらに多くのドライバーの参加が追って発表される見通しだ。

RB17についてホーナーは、これまでのレース活動を通して培われてきた全てが注ぎ込まれた「稀少性とエンジニアリングの卓越性」を備える「究極のパフォーマンスカー」であるとして、「一般公開に際してFoS以外に適切な舞台はなかった」と付け加えた。

FoSの創設者であるリッチモンド公爵は「オラクル・レッドブル・レーシングがこの夏、20周年を記念してFoSに参加してくれる事を嬉しく思う。F1チームにとってこのような意義深いシーズンに、待望のRB17の世界初披露の場としてレッドブルがFoSを選んでくれた事を光栄に思う」と語った。