レーシングポイント・フォースインディアF1チームは12月17日、2019年2月13日にトロントで開催されるカナダ国際オートショーで、2019年型F1マシンの新車発表会を開催する事を明らかにした。

1週間後にはスペイン・バルセロナで行われるプレシーズンテストが控えており、フォース・インディアのイベントの2日前には、スクーデリア・フェラーリが新車をお披露目する予定となっている。

慢性的な財政難に陥った旧サハラ・フォース・インディアは今年8月、カナダの億万長者、ローレンス・ストロール率いる投資家グループに買収され、ビジャイ・マリアに代わって新たなオーナーが誕生。イベント会場がトロントに選ばれた事は象徴的と言える。

2019年のF1世界選手権暫定エントリーリストには「レーシング・ポイント」の名前が掲載されているものの、チーム代表のオトマー・サフナウアーは2019シーズンに向けて新しいチーム名を発表したいとの意向を示しており、新車発表と同時に新たなチーム名が発表される可能性が高い。

フォース・インディアは過去2年にわたってオーストリアの水処理技術大手、BWTとスポンサー契約を結んでおり、来シーズン以降も同社とのパートナシップの継続が予想される。また、2008年の初参戦以来、一貫してチームオーナーの名を冠した「VJM」をシャシー名としてきたが、これも一新されるものとみられる。

来季レーシング・ポイントは、6シーズン目を迎えるセルジオ・ペレス（28歳）と、ウィリアムズから移籍してきたランス・ストロール（20歳）のドライバーラインナップを揃える。