2021年11月21日のF1カタールGP決勝レースで2位フィニッシュして観客に手を振るレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、ロサイル・インターナショナル・サーキットにて
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フェルスタッペン、選手権リード8点差に縮小「残り2戦、何が起きても不思議はない」

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはF1第20戦カタールGPで、二重黄旗無視で5グリッド降格処分を受け7番グリッドからのスタートを余儀なくされたものの、見事巻き返して2位でフィニッシュした。

更にファステストラップを記録して追加の1点を獲得。タイトル争いでのダメージを最小限に抑えたが、ライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾った事で選手権リードは前戦サンパウロに続いて更に縮小する事となり、14点から8点にまで縮まった。

蓋を開けてみないことには分からないが、少なくともコースレイアウト的に言えば次戦サウジアラビアGPの舞台、ジェッダ市街地コースはメルセデス有利が予想される。仮にハミルトンが優勝、フェルスタッペンが2位に終わった場合、両者はチャンピオンシップ争いで同点に並び最終戦を迎える事になる。

残り2戦、何が起きても不思議はない

マックス・フェルスタッペン決勝: 2位, グリッド: 7番手

もちろん今日の結果には満足してる。今週末はペースが足らず、僕らチームにとってかなり厳しい状況だった。5グリッド降格を受けたものの、全力を尽くして2位でフィニッシュし、加えてファステストラップを獲得できて本当に良かった。

スタートはエキサイティングだったけど、上手くやることができ、すぐに2番手までポジションを取り戻す事が出来た。最初の数周が鍵になる事は分かっていた。

その後は前とあまり離されないようにする事に集中した。上手くやれたと思う。今日は特にファステストラップを狙いにいった時が楽しかった。

チェコ(ペレス)が表彰台に上がれなかったのは残念だけど、チームのために大量にポイントを稼いでくれた。フェルナンド(アロンソ)が表彰台に上がったのも良かったよね。彼が素晴らしいドライバーだって事は誰もが知るところだし、疑う余地はない。

まだ2戦が残っているし何が起きても不思議はないから、集中力を切らさないようにしなきゃね。


11月21日(日)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた2021年F1第20戦カタールグランプリ決勝レースでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続く結果となった。

ロサイルと並び初開催となるジェッダ市街地コースを舞台とする次戦サウジアラビアGPは12月3日のフリー走行1で幕を開ける。

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