ピットに止まるレーシングポイントRP19、F1バルセロナテスト1回目copyright Pirelli & C. S.p.A.

「信頼性不足のホンダ」は完全に過去のもの…第一回F1テスト:チーム及びエンジンメーカー別総周回数

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カタロニア・サーキットで開催された2019年1回目のF1バルセロナテストが終了。ハイブリッド・ターボ時代6年目という事もあって、深刻な技術的トラブルに見舞われたチームはなく、参加した10チームの総走行距離は19,104kmに到達。この世に生み出されたばかりの10台のF1マシンは、4日間という期間で地球半周に相当する距離を走行した。

先日のラップタイム比較に続いて、チーム及びパワーユニット・サプライヤー別の周回数をまとめる。周回数というデータは、各チームの今シーズンの見通しを占うという点において、ラップタイム以上に示唆に富んだ洞察を我々に提供してくれる。

チーム別総周回数

目先のラップタイムに目もくれず、ひたすらに走り込んだメルセデスが計610周で堂々のトップ。ルイス・ハミルトンは307周を走り込んで21名中堂々の1位、チームメイトのバルテリ・ボッタスも303周で2位と、チャンピオンシップ6連覇に向けて、目の前のやるべき事を着実にこなした。

これに匹敵するマイレージを稼いだのは、一発の速さで他を圧倒していると思しきスクーデリア・フェラーリ。セバスチャン・ベッテルは303周でボッタスと同率の2位、シャルル・ルクレールは295周で4番目に多い距離を走り込んだ。

何かと有望な雰囲気漂う3位アルファロメオに続いたのがトロロッソ・ホンダ。7周差でシニアチームのレッドブル・レーシングを上回り、トータル482周を走り込んだ。マクラーレン時代が嘘であったかのように、トロ・ロッソは昨年のプレシーズンテストでも総合3位の周回を走破。”信頼性不足のホンダ”は、もう完全に過去の遺産となった。

Pos Team Lap(周) Distance(km)
1 メルセデス 610 2840
2 フェラーリ 598 2784
3 アルファロメオ 507 2360
4 トロ・ロッソ 482 2244
5 レッドブル 475 2211
6 マクラーレン 445 2071
7 ルノー 433 2016
8 ハース 384 1788
9 レーシングポイント 248 1154
10 ウィリアムズ 88 410

先行きを不安視してしまうのはハース以下の3チーム。ブラック&ゴールドのVF-19は、燃圧やらイグニッションコイルやら数多くのマイナートラブルに苦しみ、しばしばコース上で停止。完成仕様のマシンを持ち込めなかったレーシングポイントは、主にタイヤへの理解に時間を割いたものの、実質的に最終4日目しか走行できていないウィリアムズの3倍弱しか走り込めていない。

パワーユニット別総周回数

スクーデリア・トロロッソとレッドブル・レーシングへの2チーム供給体制となったホンダ陣営が、ハースとアルファロメオを含めた3チーム供給のフェラーリ陣営に次ぐ2番目の周回数を記録。947周、距離に換算して4408kmを走り込んだ。

王者メルセデスは、ウィリアムズのテスト参加が大きく出遅れた事で3番手。最も距離を伸ばせずにテスト1を終えたのはルノーエンジン勢となった。なお、供給先数を考慮して1チームあたりのマイレージに換算すると、ホンダが474周、フェラーリが448周となり両者のポジションが逆転。ホンダエンジンがトップに躍り出る。

Pos Power Unit Lap(周) Distance(km)
1 フェラーリ 1345 6261
2 ホンダ 947 4408
3 メルセデス 941 4380
4 ルノー 871 4055

第二回F1バルセロナ合同テストは2月26日(火)から3月1日(金)までの4日間に渡って、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。