カタロニア・サーキットを周回するメルセデスW10のバルテリ・ボッタス
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F1テスト最終日:開始直後から全チーム総力周回、手の内見せるかレッドブル・ホンダとメルセデス

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カタロニア・サーキットでのシーズン前テストは昨日を以て7日間の日程を消化。遂にフィニッシュラインが見えた。今日は、2週間後に控えたメルボルンでの開幕戦を前に、チームが実際にトラック上を走りクルマへの理解を深める最後のチャンスとなる。

F1テスト最終日総合結果

全10チームのうち9チームは昨日、今季テストでの各々の自己ベストを更新。唯一の例外は…そう、メルセデスだ。シルバーアローは手の内を見せないままにメルボルンへと向かうのだろうか。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンもまた、特に印象的なタイムを記録していない。実力の一端を垣間見る事が出来るだろうか?

最終8日目のセッションは気温10℃、路面11℃と、これまでで最も温かい気候の中でグリーンフラッグを迎えた。特に第二回テストが顕著だが、今年は連日絶好のテスト日和に恵まれている。ファイナルデイという事で、開始一時間半が経過した時点では、どのチームも総力を上げて周回を重ねており、レッドブルを除く全てのチームが20ラップ以上を走行し終えている。

現時点でトップタイムを刻んでいるのは、表立つことを嫌い、勤勉に仕事に取り組み続けていた王者メルセデス。午前を担当しているバルテリ・ボッタスが、C4コンパウンドで1分17秒101をマーク。連日朝イチでショートランを行っているマクラーレンのカルロス・サインツを軽々と抜き去った。

昨日のピエール・ガスリーのクラッシュによって、夜通しでのマシン修復を強いられたレッドブル・ホンダは、無事にRB15をコースへと送り出し、マックス・フェルスタッペンが15周を走行。現在ガレージ内で作業を行っている。

下馬評ナンバーワンのスクーデリア・フェラーリは、ジョン・エルカン会長がガレージ内で見守る中、6日目にホイールリム破損によってクラッシュを喫したセバスチャン・ベッテルが登場。現在24周を走って5番手に名を連ねている。

F1合同テスト《8日目》1時間半経過速報

Pos Driver Team Time Tyre Laps
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:17.101 28
2 カルロス・サインツ マクラーレン 1:17.495 C3 22
3 ロマン・グロージャン ハース 1:17.575 C3 31
4 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:18.485 C3 23
5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:18.762 C3 24
6 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:18.867 C3 20
7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:18.981 C5 21
8 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:19.119 C3 15
9 ダニエル・リカルド ルノー 1:19.317 C3 24
10 ロバート・クビサ ウィリアムズ 1:20.108 C4 20
ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー
ルイス・ハミルトン メルセデス