F1バルセロテスト1 初日午前結果速報:ベッテルが暫定トップ、ホンダ勢はレッドブルが5番手
2019年F1バルセロナ合同テストが18日(月)現地9時にスタート。4時間に渡って行わわれた午前のセッションが終了した。暫定トップに立ったのは、C3タイヤで1分18秒161をマークしたスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番手セルジオ・ペレス(Racing Point)に0.783秒差をつけ最速タイムを刻むと共に、全9台中最多となる72ラップを走り込んだ。
3番手は硬めのC2タイヤを履いた王者メルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。開始直後から淡々と走行を続け、フェラーリに次ぐ69周を走破した。4番手には赤旗第一号と喫したアルファロメオ・レーシングのキミ・ライコネンが続いた。ライコネンはセッション開始早々にターン5でグラベルイン。身動きが取れずレッカーに助けを求めた。
注目のレッドブル・ホンダ、マックス・フェルスタッペンは52周を走って1分20秒174の5番手。最速ベッテルと同じC3タイヤを履いているものの、2秒強ほど離されている。6番手にはマクラーレン・レーシングのカルロス・サインツ。昨年はトラブルまみれで走行マイレージを失ったものの、まずは56周を走破。堅実なスタートを切った。
セッション開始前には、アルファロメオとリッチエナジー・ハースF1の2チームがピットレーンで新車を正式発表。昨年は大雪に見舞われたものの、18日午前のバルセロナには明るい日差しが降り注ぎ、気温18度、路面温度25度のドライコンディション。絶好のテスト日和となっている。
7番手はルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。ラップタイムは目立たないものの、65周を走り込んでいる。8番手はハースのロマン・グロージャン。開始2時間弱のところで燃圧トラブルに見舞われ、走行時間を大きく失った。最後尾9番手はトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト。35周を完了したものの、現時点では印象的なタイムを刻んでいない。
F1合同テスト1 初日午前速報順位
テスト中のピレリタイヤは、専用にデザインされた5種類のコンパウンドが投入される。C2からC4までのコンパウンドはシーズン中と同じ白色、黄色、赤色のラインが刻まれるが、最も硬いC1と最も柔らかいC5に関してはラインのないものが用意される。
Pos | Driver | Team | Time | Tyre | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | ベッテル | フェラーリ | 1:18.161 | C3 | 72 |
2 | ペレス | レーシングポイント | 1:19.944 | C3 | 20 |
3 | ボッタス | メルセデス | 1:20.127 | C2 | 69 |
4 | ライコネン | アルファロメオ | 1:20.160 | C2 | 46 |
5 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:20.174 | C3 | 52 |
6 | サインツ | マクラーレン | 1:20.430 | C2 | 56 |
7 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:20.980 | C2 | 65 |
8 | グロージャン | ハース | 1:21.500 | C2 | 18 |
9 | クビアト | トロロッソ | 1:21.732 | C3 | 35 |