アレックス・アルボン「開発パーツは全て有望、開幕戦が待ちきれない」バルセロナテスト《6日目》
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンが、2月28日(金)に行われた2020年F1バルセロナテスト6日目を振り返った。午前中にRB16のステアリングを握ったアルボンは、59周を走り込んでこの日の最下位となる14番手タイムでクルマを降りた。
2番手タイムを刻んだチームメイトのマックス・フェルスタッペンとのギャップは1.534秒と大きく開いたが、他のマシンがC4以上の柔らかさのコンパウンドでクイックラップに挑んだ一方、アルボンはこの日のタイムシートの中で唯一、C3タイヤでタイムを計測していた。
開発パーツは全て有望、開幕戦が待ちきれない
アレックス・アルボン順位: 14位, 周回数: 59
凄く手堅くスムーズなテストになった。順調に走行距離を稼げたし、今回テストした様々な開発パーツは全て有望な結果だった。まだ大量のデータの解析作業が残ってるけど、クルマに対する理解を深める事ができたし、幾つか自分達のマシンの優れた部分も発見できたから、前向きなテストになったと言えると思う。
メルセデスが速いのは明らかだしフェラーリも油断ならないから、現時点で勢力図を描く事は難しい。初めてコックピットに座ってコースに出た最初の1周目から力強さを実感できているから、クルマについては満足してるんだけど、メルボルンに行くまでは自分たちの立ち位置を知ることはできない。もう開幕戦だなんて信じられない気分だけど、すごく楽しみだし待ちきれないね。
6日間に渡ったプレシーズンテストをトップタイムで締め括ったのは、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタス。レッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンは0.073秒差の2番手だった。3番手にはルノーのダニエル・リカルドが続いた。
2020年のF1バルセロナテストはこれで全ての日程が終了した。チームはこの後、3月15日(日)に決勝レースが行われる開幕オーストラリアGPに向けた最終準備を進めていく。