バルテリ・ボッタス「明らかに僕のミス」ハンガリー1周目に多重玉突き…次戦ベルギーでの5グリッド降格が決定
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ヴィタントニオ・リウッツィを含むF1ハンガリーGPのスチュワードは、1周目の接触事故の責任は全面的にバルテリ・ボッタスにあるとして、次戦ベルギーGPでの5グリッド降格とスーパーライセンスに対する2点のペナルティポイントを科す裁定を下した。累積点は4点に達した。
2番グリッドのボッタスは濡れた路面でのブレーキングを見誤り、ターン1でランド・ノリスに突っ込んだ。この結果、マクラーレンMCL35Mはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を破壊し、メルセデスW12はもう1台のレッドブル・ホンダを駆るセルジオ・ペレスをリタイヤに追い込んだ。
ボッタスは「明らかに僕のミスだ」と認め、他のドライバー達に謝罪した事を明かした。
「後ろにいたのは僕で、早めにブレーキをかけるのが僕の役目だった。でもブレーキングポイントを見誤ってしまった」
「あの手のコンディションで予測するのは簡単な事ではないけど、もっと早くブレーキをかけるべきだった」
「ホイールをロックさせてしまいランドにぶつかり、それがすべての混乱の原因になってしまった。判断を誤ったし僕のミスだ」
全てはスタート時の出遅れから始まった。2番グリッドの好位置を活かせず、ターン1までに先の3名に遅れを取った。
ボッタスは「インターミディエイトのクラッチターゲットを狙っていたのに、ホイールがスピンしてしまった」「見直してみる必要があるけど、フォーメーションラップで温度が下がってしまったんだと思う。原因は明らかにそれだ」と述べ、タイヤの熱入れが不十分であった事が事故に繋がったとの考えを示した。
確かに5グリッド降格は痛いが、ハンガロリンクとは異なりスパ・フランコルシャンは巻き返しが可能なサーキットだ。