ヒュルケンベルグ「自信を持ってウォールを触れる位にならないとダメ」F1モナコGP 2017《Preview》

ニコ・ヒュルケンベルグcopyright RenaultSportF1

「モナコで戦うためには、限界まで攻める必要がある」しばしばこのようなドライバーの発言が飛び出すが、限界とは一体どの程度まで攻めることなのだろうか?ルノーF1のニコ・ヒュルケンベルグに言わせれば、それは「マシンが壁に接触する位」なのだそうだ。

25日から始まる第6戦F1モナコGPに向けて、ヒュルケンベルグが抱負を語った。

ヒュルケンベルグ:モナコGPに向けて

ニコ・ヒュルケンベルグ

「モナコのようなコースは他にはないし、今シーズンのハイライトさ。あらゆる点で独特だし特別なサーキットだから、すっごい楽しみにしてるよ。速いサーキットではないけど、カレンダーの中で最も魅力的なグランプリだと思うよ。肉体的に厳しいってわけじゃないけど、集中力と緻密なドライビングが必要なんだ。低速のコースだから高いGフォースはないけど、全ての感覚を総動員させるようなコースだね。ミスをすれば壁に激突しそこでレースが終わってしまう。追い抜きは難しいけど、レースはスリリングだし、とてつもない程チャレンジングなんだ。僕はモナコでのレースが本当に大好きだよ」

「サーキットは僕のマシンに合ってると思うよ。ウルトラソフトタイヤとソフトタイヤは特に適してると思う。レースを楽しみにしてるし、もちろん良い結果を目指してるよ。去年はかなり良いパフォーマンスだったしね。今年の新しいマシンだと去年以上に速く感じるんじゃないかな。良いリズムとマシンとの調和が必要になるけど、それができれば凄く良いフィーリングを得られると思う。ラップタイムを削るのは難しいかもしれないけど、ここ数年上手くやれてるから、今年も強さを発揮できると思う」

「セッション毎にちょっとずつ準備を重ねていって、最終的には自信を持って壁に触れる位になりたいね。予選ではより多くのリスクを取ってバリアに近づいて、限界まで攻めることになる。でもここは公道サーキットだから限界まで攻めるって事が何を意味しているのかは分かってるよ。だからこそ神経を研ぎすませて走ることに全力で集中する必要があるんだ」

「僕はモナコに住んでるから、トンネルなんかを通りながら、時々モナコの街をスクーターや自転車で乗ってまわるんだ!セッションが終わる毎に自宅に帰るってのはちょっと不思議な感じがするけど、本当はそれが普通の日課なんだから良いことだね」


F1モナコGPは5月25日(木)17:00からのフリー走行で幕を開ける。

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