セルジオ・ペレス、アプローチ変更が裏目に「最悪の結果」ラスカスでも渋滞ロス
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは優勝争いを公言してF1第5戦モナコGP予選に挑んだものの、最終アタックでタイムを伸ばせず9番手に終わった。
気温の低下に合わせてアプローチを変更した事が裏目に出た上に、トラフィックに阻まれた事もタイム更新の阻害要因となった。
チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「セルジオは後少しの自信が足りず、悪いことにQ3ではラスカス(ターン18)で3台のマシンに前を塞がれてしまい、かなりのタイムをロスしてしまった」と述べ、トラフィックによる影響があったと説明した。
また「彼がここを得意としている事は周知の事実であり、レースでは良いペースを発揮してくれると思う」としながらも「ここでポジションを上げるのは簡単じゃない」とも述べ、難しいレースを強いられると予想した。
順位 | ドライバー | チーム |
---|---|---|
7 | ハミルトン | メルセデス |
8 | ベッテル | アストンマーチン |
9 | ペレス | レッドブル |
10 | ジョビナッツィ | アルファロメオ |
11 | オコン | アルピーヌ |
アプローチ変更が裏目に
セルジオ・ペレス予選: 9位, FP3: 5位
予選を通じて上手く改善できていたし、Q3が一番スムーズに進んでいると思っていただけに最悪な結果に終わってしまった。
全くまとまりがなく後退してしまったみたいで、期待とも想定とも異なり前に進む事ができなかった。
気温が低下した影響でかなり苦しんでいたから、最後のセッションでアプローチを変えたんだけど、それがかえって悪い結果につながってしまい、おまけにQ3最後のアタックでは最終セクターでトラフィックに引っかかってタイムを失ってしまった。
モナコにおいて、如何に予選が重要かは分かってるけど、それでも明日は挽回できるようにベストを尽くしたい。
最速タイムホルダーが赤旗クラッシュを喫する劇的結末を迎えたモナコGP予選では、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手にバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。
2021年 F1モナコグランプリ決勝レースは、日本時間5月23日(日)22時にスタート。1周3340mのモンテカルロ市街地コースを78周する事でチャンピオンシップを争う。