3位バルテリ・ボッタス、首の皮一枚でタイトルの望み繋ぐ「挽回のレースだった」F1メキシコGP《決勝》
メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスは、予選Q3でクラッシュを喫し、ポディウム圏外の6番グリッドからのスタートであったものの、27日にエルマノス・ロドリゲスで行われたF1メキシコGP決勝で3位表彰台を獲得。首の皮一枚で、タイトル獲得の望みを繋いだ。
ランキング首位のルイス・ハミルトンとのギャップは64点から74点へと開いたものの、ハミルトンが6度目の栄冠を手にするには4点足らず、ドライバーチャンピオンシップの決着は、次戦アメリカGP以降に持ち越しとなった。
首の皮一枚でタイトルの望み繋ぐ3位
バルデリ・ボッタス決勝: 3位, グリッド: 6番手
昨日のクラッシュによってクルマが大きく壊れたことや、6番グリッドからのスタートだった事を考慮すれば、今日は凄く良い1日なったと言って良いと思う。スタートは厄介だったけど、その後はタイヤを上手くマネジメントし、第一スティントをかなり長く引っ張った事でチャンスが広がり、凄く力強いレースをする事が出来た。
(レース終盤は)セバスチャン(ベッテル)にプレッシャーをかけ続けたけど追い抜く事は出来なかった。結局のところ、オーバーテイクできるだけの速さがなかったんだと思う。
今日は3位以上は無理だった。クルマを修復してくれたメカニックから、見事な戦略を考えてくれたストラテジストに至るまで、チーム全員が本当に素晴らしい仕事をしてくれた。予選ではレッドブルとフェラーリが一枚上手だったけど、今年の僕らは決勝でやたらと強いよね。結局のところ、何より重要なのは日曜日だ。
僕らは前戦日本GPでコンストラクターズ・チャンピオンを手中に収めたわけだけど、今日の結果を見れば分かるように、チームはそれに飽き足らず貪欲だ。ブラックリーとブリックスワースのみんなの懸命の努力が実を結んでくれて、僕としても本当にうれしい。
2019年F1第18戦メキシコグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算83勝目を上げ優勝。2位はセバスチャン・ベッテル、3位はバルテリ・ボッタスという結果となった。