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フェルナンド・アロンソはF1メキシコGPの金曜初日フリー走行を7番手タイムで締め括り「驚きの速さだった」と一日を振り返った。最強メルセデスエンジンを使う6番手バルテリ・ボッタスとの差は僅かにコンマ2秒、トップタイムのダニエル・リカルドとのギャップもコンマ7秒に抑えた。苦戦を覚悟していたアロンソにとっては想定外の好結果と言える。
高地に位置するエルマノス・ロドリゲス・サーキットは空気が薄いため、エンジン出力が大きく制限される。1.3kmにも達するホームストレートはエンジンパワーなしに速く走る事はできず、出力に劣るホンダエンジンは苦戦間違い無しと考えられていた。
速さを発揮しているだけに惜しむらくは、エンジン交換によるグリッド降格ペナルティだ。マクラーレン・ホンダは翌戦ブラジルと最終戦アブダビでアドバンテージを得るために、ここメキシコで戦略的エンジン交換を実施した。アロンソはパワーユニット一式を全て交換しており計35グリッドの罰則が科される見通しとなっている。
苦手サーキットで”まさかの競争力”
フェルナンド・アロンソFP1: 8位, FP2: 7位
今日は凄くポジティブで生産的な金曜日となったと言っていいだろうね。かなり走り込めたしテストもたくさん出来たから良いフィードバックを得られたよ。ファステストラップからはコンマ7秒しか離れてなかったし、ボッタスからは僅かコンマ2秒差だったから驚きの速さだよ。厄介なサーキットでの両方のセッションでこの競争力だからビックリさ。
決勝で厳しいのは分かってるよ。後方からのスタートになるしトップスピードが不足してるからオーバーテイクのチャンスも限られちゃうしね。でも、ブラジルとアブダビでフレッシュなエンジンを使いたいから、今回のレースは犠牲にしなきゃならないんだ。
予選に向けてどうしていくべきかはまだハッキリしてないよ。タイヤ戦略をどうするかって点で幾つか決断が必要なんだ。どの戦略が最も痛みを最小限にしてくれるかを検討しなきゃね。
スタジアムセクションは、信じられないような景色だね!まだ金曜日だというのにすでにグランドスタンドは満席状態だからすごくうれしいよ。