メルセデスのF1サンパウロ最前列独占が確定!グリッド違反疑惑の3台、ペナルティ逃れる

抱き合って喜び合うスプリント優勝者のジョージ・ラッセル(メルセデス)と3位フィニッシュのチームメイト、ルイス・ハミルトン、2022年11月12日F1サンパウロGPCourtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

F1サンパウロGP決勝レースでのメルセデスのフロントロー独占が確定した。スチュワードは12日(土)のスプリントを経て、グリッドボックスからのはみ出し疑惑があったルイス・ハミルトン(メルセデス)を含む3名に対して措置も取らないことを決定した。

24周のレースの最中、3位フィニッシュのハミルトンに加えて、11位フィニッシュのダニエル・リカルド(マクラーレン)、そして13位の周冠宇(アルファロメオ)にFIA国際スポーティング規定第8条6項1.a違反の疑惑が持ち上がった。

同項はスタート時の違反について定めたもので、スタンディングスタートの際は「スタートが合図された際、フロントタイヤの接触面がライン(前及び横)の外に出ていない状態で、割り当てられたグリッドボックスで静止していなければならない」としている。

スチュワードは3台のマシンがグリッドボックスの左または右にはみ出ていた可能性があると判断し、あらゆる映像証拠を引っ張り出してスタートシーンを見直すと共に、実際のグリッドボックスの寸法を確認した。

スチュワードは「グリッドボックスが通常より僅かに小さかった」「視界性ゆえにドライバーが遵守することは極めて困難だった」とした上で、3台のいずれもが、それによってアドバンテージを得る事はなかったと判断。これ以上の措置を講じないことを決定した。

メルセデスが最前列を独占するのは2021年のサウジアラビアGP以来の事で、グランドエフェクトカーが導入された今季初の快挙となる。ジョージ・ラッセルは1番グリッド、ハミルトンは2番グリッドに着く。

F1サンパウロGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了