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F1アブダビGPが閉幕するや否や、メルセデスF1チームはお役御免となったリザーブドライバーのニック・デ・フリースを2023年移籍先のアルファタウリのガレージへと納品した。
3年に渡って舞台裏でメルセデスを支えてきた2021-22シーズンのフォーミュラEチャンピオンにとって、11月20日(日)のヤス・マリーナ・サーキットでの今季最終戦は仕事納めとも呼ぶべき日だった。
メルセデスはレース後、まずはデ・フリースをマリーナに投げ込み、お届け先に粗相のないよう全身を清めた(?)後、台車に載せて手足を拘束。輸送会社を介さず直々にガレージへと運び込んだ。
メルセデスにはチームを去る者をヤス・マリーナの港に投げ込む伝統があるというが、如何にデ・フリースが愛されていたかがよく分かる。
11月22日にヤス・マリーナ・サーキットで行われるポストシーズンテストにアルファタウリから参加できることになったのもメルセデスの配慮があっての事だ。契約はまだ有効ながらもレンタルが許可された。
デ・フリースはアルピーヌへの移籍するピエール・ガスリーの後任として、2023年に角田裕毅のチームメイトを務める。