マクラーレンの2021年型F1マシン「MCL35M」を披露するダニエル・リカルドとランド・ノリス
Courtesy Of McLaren

マクラーレンF1、ダニエル・リカルドとランド・ノリスの強力布陣で54年目のシーズンに挑戦

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マクラーレン・レーシングは2月15日(月)、2021年シーズンのFIA F1世界選手権に開幕向けてチームの新たなマシン「MCL35M」を発表。チーム首脳陣と並びランド・ノリスとダニエル・リカルドが新シーズンに向けて抱負と意気込みを語った。

イギリス出身の21歳、ランド・ノリスは昨シーズンにF1初の表彰台を獲得。大活躍の一年を経てマクラーレンで3年目のシーズンを迎える。チームメイトを務めるのはオーストラリア出身の31歳、7度のグランプリ優勝経験を持つ愉快なオージーことダニエル・リカルドだ。

2021年シーズン用の新たなレーシングスーツを着用したマクラーレンのランド・ノリス
2021年シーズン用の新たなレーシングスーツを着用したマクラーレンのランド・ノリス

2021年シーズン用の新たなレーシングスーツを着用したマクラーレンのダニエル・リカルド
2021年シーズン用の新たなレーシングスーツを着用したマクラーレンのダニエル・リカルド

ザク・ブラウンCEOは今シーズンのドライバーラインナップについて「2人ともトラック上では手強いレーサーであり、トラック外では素晴らしいキャラクターを持つ人物だ。ランドは生来的な速さを持った知的なレーサーであり、ダニエルは何度もグランプリを制した並外れた才能を持る鋭いドライバーだ」と強調した。

チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルもまた次のように述べ、2人の強力なドライバーに大きな期待感を示した。

「2017年当時にテスト開発ドライバーであったランドが、昨年は英国最年少表彰台フィニッシャーまで成長した。大変喜ばしい事だ。このスポーツに対する彼の情熱は年々増しており、経験を積んだことでグリッド上で最も速く最もエキサイティングなレーシングドライバーの一人に成長した」

「ダニエルの加入は、我々がチームとして進歩を果たした事を証明している。実績豊富なレースウィナーであり、手ごわいライバルでもあったダニエルは、我々マクラーレンが掲げるミッションを前進させるべくエネルギーと経験をもたらしている」

ランド・ノリスにとっては新人から中堅へと至る過渡期のシーズンとなる。

「このチームでの3シーズン目を迎える事ができ本当に嬉しく思っている。レース経験を積む毎に自信が付いてきて、それが毎年のパフォーマンス向上に役立っている気がする。万全の状態でプレシーズンテストに挑めるようオフシーズン中も努力を重ねてきたから、再びステアリングを握るのが楽しみでならない」とノリス。

「昨年レースが中止になってしまったグランプリで走れる事を楽しみにしている。できれば会場を素晴らしい雰囲気にしてくれるファンと一緒に参加できたら良いね。去年はファンの皆に会えず本当に寂しかったから。最高のショーを見せられるよう、僕はできる限り懸命に働くつもりだ。今年も厳しい競争が予想されるけど全力で戦うよ」

ダニエル・リカルドにとってはトロロッソ、レッドブル、ルノーを経ての4チーム目での初のシーズンとなる。

「こうしてようやくチームに合流できて嬉しい。昨年5月の発表からだいぶ時間が経ったような気がする。マクラーレンで走れる事が本当に楽しみだし、シーズンの開幕が待ち遠しい」とリカルドは語る。

「近年のマクラーレンは素晴らしい活躍を見せてきた。このポジティブな勢いを今後も繋げていく手助けができればと思ってる。ここ数週間に渡ってイギリスのファクトリーでメンバーの皆と親睦を深め、開幕に向けてできる限りの準備に取り組んできた。誰もが心から歓迎してくれて嬉しかった。ファクトリーには一体感があり誰もが集中している」

「F1での新たなキャリアのスタートが本当に楽しみだ」

マクラーレンはフィルミングデイを利用して、16日(火)より英国シルバーストン・サーキットでMCL35Mのシェイクダウンを行う。コスト削減の一環として厳しいテスト制限が課されているF1だが、撮影目的であれば年に2回の走行が許されている。チームはこれを使ってマシンを初めて実地で走らせ、システムチェックを行う。

1ヶ月後の3月12日にはバーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間に渡ってプレシーズンテストが行われる。シーズン開幕は3月28日のバーレーンGP。マクラーレンは通算54年目のシーズン開幕を大株主の母国で迎える事になる。