マクラーレンF1、”性能向上を目的とした今季初のアプグレ”を1台にのみ投入…オーストリアで
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マクラーレンはF1第10戦オーストリアGPに再起を賭けたアップグレード・パッケージの第1弾を持ち込むが、レッドブル・リンクで改良型MCL60を走らせるのはランド・ノリスのみとなる。
2023年の開幕8戦を終えて6位と低迷する英国ウォーキングのチームは、オーストリアを皮切りに3戦連続で展開されるほど大掛かりなアップグレードを用意。車体の殆ど全ての空力パーツに影響を及ぼす「大規模オーバーホール」をMCL60に施す計画だ。
オスカー・ピアストリは週末に先立ち、ノリスのみがアップグレードを受け取る計画だと明かし、次戦イギリスGPでは2台が最新スペックに切り替わる予定だと説明した。ハンガリーでは更なる新パーツが投入される。
「どう機能するのか楽しみだよ。もちろん、僕の方は安定したパッケージを使う事になるけど、これで何ができるかは正確に分かっているから、できる限りを尽くしてポイントを持ち帰れるよう頑張るつもりだ」とピアストリは語った。
今回のアップグレードは当初、翌戦のイギリスGPでの投入が計画されていたが、1台分のみではあるもののマクラーレンのファクトリーは1戦前倒しで完成させ、高地シュピールベルクに持ち込んだ。
「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。元々、ここではこれらのパーツを導入するつもりはなかった。シルバーストンで計画していたものだったんだ」とノリスは語る。
「だから、可能な限り前倒しできて良かったと思っている。ここではスプリントレースが行われるから、ポイントを獲得するチャンスが2回あるわけだしね」
ノリスによれば今回投入される新たな開発物は「パフォーマンス向上を目的とした今季初のアップグレード」だという。
「厳しい形でシーズンをスタートしたけど、これからはもっと楽にポイントを獲得できるようになることを願ってる」とノリスは付け加えた。