「ロードスター」初代モデル ユーノス・ロードスター(1989年)
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マツダ初代ユーノス・ロードスター、日本自動車殿堂入りが決定

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マツダの小型オープンスポーツカー、初代ユーノス・ロードスターが、ヤマハ・スポーツSR400(1978年)やいすゞエルフ TL151 型(1959年)、三菱A型(1918年)と共に、JAHFA 日本自動車殿堂の歴史遺産車に選定された。マツダ車が歴史遺産車に選ばれるのは、2003年のコスモスポーツに続いて今回が2度目。

日本自動車殿堂歴史遺産車は、日本の自動車史に優れた足跡を残した名車を永く伝承することを目的として設立された。JAHFAはロードスター選出の理由を次のように説明した。

「マツダ/ユーノスロードスターは、変わらぬコンセプトを維持しながら、四代にわたり作り続けられてきた。累計生産台数は100万台を超え、ライトウェイトスポーツカーとしての世界記録をいまなお更新し続けている。魅力的なスタイリングやクルマを操る楽しさを提供し、日本の技術水準の高さを世界に知らしめた歴史的名車である」

ロードスターは、1989年の発売以来、ライトウェイトスポーツカー特有の楽しさを追求。日本だけでなく、「2人乗り小型オープンスポーツカー」生産累計世界一のギネス世界記録をはじめ、世界の国々でも200を超える賞を受賞している。また、2015年に発表された4代目ロードスターは、「2015-2016 日本カー・オブ・ザ・イヤー」、2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞するなど、高い評価を得ている。

また、2019〜2020日本自動車殿堂イヤー賞としては、TNGAによる商品力の向上が評価された「トヨタ・カローラ/ツーリング」、インポートカーオブザイヤーとしては、先進のインテリジェントドライブを備えた「メルセデス・ベンツ Aクラスセダン」、カーデザインオブザイヤーとしては、新しいデザイン言語で再構築された「BMW Z4」、そしてテクノロジーオブザイヤーとしては、ナビ連動高速道路運転支援システムが注目を集めた「日産スカイライン プロパイロット 2.0」が選ばれた。

表彰式は、2019年11月15日(金)に学士会館(東京都千代田区)にて行われる。