マグヌッセン、ルクレール走行妨害で3グリッド降格ペナ…情状酌量認められず
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F1ベルギーGPのスチュワードは7月28日(金)の予選を経て、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に対する走行妨害があったとしてケビン・マグヌッセン(ハース)に3グリッド降格ペナルティを科す決定を下した。
第2ラウンドのQ2でマグヌッセンは、ターン9でコース外に飛び出しウォールに接触した後、ダメージを負ったマシンでコースへと戻りレーシングラインを走行。後方にいたルクレールの計測ラップをターン16まで妨害した。
Kevin Magnussen has a moment in the final moments of Q2 😳
And, he seems to get in the way of Leclerc on a quick lap too #BelgianGP #F1 pic.twitter.com/WrFXuy7Zuh
— Formula 1 (@F1) July 28, 2023
セッション後の公聴会の中でマグヌッセンは「スピードが出ている状態で濡れた路面に出てルクレールに道を譲ることが安全とは思えなかった」と釈明した。
また、ルクレールがマグヌッセンの背後についたターン10に至るまで、ハースがマグヌッセンに対して警告を与えず、更にはもう1周計測ラップを走るためにプッシュし続けるよう伝えていた事が明らかになった。
しかしながらデレク・ワーウィックら4名から成る競技審判団は、一件を引き起こした原因がなんであれルクレールを不必要に妨害した事に変わりはないとして、F1競技規定第37条5項違反があったとして3グリッド降格ペナルティを科す決定を下した。
この結果、予選13番手のマグヌッセンは日曜の決勝レースで16番グリッドに着く事となった。バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とエステバン・オコン(アルピーヌ)、アレックス・アルボン(ウィリアムズ)はそれぞれ1グリッドずつ昇格する。
ルクレールはチェッカーフラッグが振られた時点でノックアウト・ゾーンに沈んでいたものの、最終ラップで3位番手を叩き出しQ2に駒を進めると、5グリッド降格のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に続く2番手タイムを記録してポールポジションを獲得した。
シュートアウトは日本時間7月29日(土)19時から、スプリントは同23時30分から1時間に渡ってスパ・フランコルシャンで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。